2022-02-10 12:00 追加
仙台・佐藤あり紗「バレーはいつでも辞めていいと思っています。ポジティブな意味で」、大野石油・坂口莉乃「応援してくれる方々にプレーで感動を伝えて恩返しをしたい」 V2女子会見
V女子
■大野石油広島オイラーズ
●鈴木輝監督
先週、先々週とスケジュールが開いてしまいました。なかなか練習ができない状況があって、一言で言うと練習不足ですね。相手の攻撃のリズムにも全然対応できずに、そのまま最後まで行って負けてしまいました。
ーー今シーズンのチーム構想に対する、ここまでの達成度は?
鈴木:昨年、怪我で出ていなった選手も復帰して、最初の1試合目、2試合目とかはすごく良かったのですが、そこからまた怪我人が出てしまって。選手もそうですが、なかなか自分も思い通りに戦うことができないもどかしさがあります。その中でサーブはとにかく攻め続けようと。セットの中で良いところが出る場合もあるのですが、その良いところを継続できないのが現状ですね。それでやっぱり試合に勝てない。そういうことが続いているかなと思っています。サーブとかブロックについてはずっと言ってきているんですけど、それが浸透していなくて、徹底しきれていないと思います。
ーー確かにサーブやブロックは監督が就任の年から掲げていたことですね。そこがうまくいっていないのは、例えばメンタル的にサーブを強く打てないのか、あるいは戦術的な部分で機能ができていないのでしょうか?
鈴木:サーブを強く打てと言った時には強く打ったりもするんですけど、終盤とかになってくると徐々に意識が薄れていきます。緩いサーブを打って相手にコンビで切り返される。そのパターンがあるので、とにかく第1セットの1点目から最後を取り切るまで、攻め続けられるようにしなければ。そのことをもっと言っていかないといけないなと思っています。
ーー3セット目にセッターを代えたのはどういう狙いがあったのでしょうか?
鈴木:苦しい状況の中でトスが合っていないところもあったので、自分たちのリズムを変えようという狙いです。ただ、うまくはいかなかったですね。
ーーシーズン終盤に向けて、限られた試合の中でどういったところを強化していきたいと考えていますか?
鈴木:今日は特にそうでしたが、相手に粘られて負けてしまうところがあります。自分たちの方が粘って、相手より拾って、何回も攻撃して、攻め切る。そういうことを選手には伝えています。今日なんかはそれが逆になってしまったので、残りの試合では相手のチームより粘るということを意識してやっていけたらと思います。
●山内佑里子主将
今日の試合は相手どうこうではなく、まず自分たちのバレーが全然できていなかったです。相手の方が思いっきりやったり、粘り強くやっていました。それに対して自分たちは思いっきり攻めきれていないし、守りに入ってしまったまま試合がすぐに終わってしまいました。
ーー粘れないのはコンディションの問題? 今シーズン通しての課題?
山内:コンディション的な部分もあります。私たちはメンバーが少ないので怪我しちゃいけないんですけど…全員どこかしら痛いところはあって。でも、そういう状況でも、やっぱりコートに入ったら、そういうことは関係ないと思うので。自分たちがやってきた課題に対してできていない部分、甘い部分があったと思います。今日は相手の方が一枚上手だなと思いました。
ーー途中から入ってコートを立て直す役割があると思いますが、外から見ていてまずいなと思った部分、中に入った時に修正しようと思ったことは?
山内:外から見てる時は何とでも言えるし、思うことはあるんですけど…。やっぱりただ単に打っている、どう決めるかっていうことですね。ただがむしゃらゃらに打ってるというか。相手を崩す意識、強弱がなかったですね。明日の試合に向けて、それぞれが一人にならないで、全員が1点を取るためにどうするのか。そういうことに向き合って25点までやっていけたらいいなと思います。
ーーサーブがチームのテーマだと思いますが、それについては?
山内:点差における気持ちの部分ですね。リードしてたらサーブで攻めることができていると思うんですけど、相手にリードされたり、競っている部分ではなかなか攻めきれないところがあったと思います。どんな場面でも攻めるサーブを打っていかなければと思いました。
●坂口莉乃選手
相手の攻撃とか粘り強いレシーブに自分たちが対応できませんでした。そこから崩れて、今日の結果になってしまいました。明日もアランマーレ戦があるので、しっかり切り替えて戦っていきたいと思います。
ーー今日のトス回しについては?
坂口:リーグ戦でリガーレさんと戦うのは初めてなので、相手がどう攻撃してくるか、どういうブロックの付き方をしてくるなど、そういったことがまだしっかり把握できていませんでした。最初に相手を良く見てから攻撃を作っていかなければと思っていました。
ーーリガーレの攻撃陣では宮田選手の数字がいいですね。警戒する部分でもありましたか?
坂口:そうですね、相手のセンター線。セッターのトス回しも良かったですし、そこは注意して見ていました。
ーー今日の試合の反省として、キャプテンから「ただ単に打っている」という問題を聞きましたが、そこはセッターとしても感じる部分ですか?
坂口:相手の速い攻撃に圧倒されてしまって、自分も攻撃のリズムが作れていませんでした。セッターのトスからスパイカーはリズムに乗ってくると思います。今日は自分がリズムを崩してしまったかなと思ってます。
ーー実際に対戦してみて感じたリガーレの印象は?
坂口:攻撃が速く、守備も粘り強いイメージです。つなぎも良いので、「落ちた」と思っても、そこからつないで攻撃してきます。そこが特徴だなと思いました。
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