今年1月に行われた春の高校バレーで注目を集めた210cmでサーブレシーブもこなす超大型アタッカーの牧大晃（高松工芸）が、大学に進学するとともに、国内トップリーグのV.LEAGUE DIVISION1MENでもプレーすることがわかった。

大学への進学が決まっている高校生がＶリーグの球団と契約を結ぶのは初めての試み。

牧は210cmながら身のこなしも鈍くなく、サーブレシーブもこなす次世代期待のアタッカー。昨年は高校生で唯一、日本代表の合宿に招集された。

契約を結んだチームはリーグで唯一3冠を複数回獲得している強豪、パナソニックパンサーズ（本拠地：大阪府枚方市）で、今年年初には日本代表で東京五輪にも出場した大塚達宣（早稲田大3年）、エバデダン・ラリー（筑波大3年）と在学中の大学生との契約を結び、ふたりとも実戦で早くもチームの要を担う活躍を見せている。

牧選手は大学に進学するが、そのチームに合流する 3 月下旬まで、 東京 2020 オリンピック でフランス代表を金メダルに導いたティリ・ロラン監督のもと、パンサーズの一員としてプレーする予定だ。

また、大学進学後も毎年、大学バレーのシーズンオフ期間(12月～4月はパンサーズに戻り、メンバーとしてプレーする。チームとしては 、本人のステップアップに合わせ、海外挑戦へのバックアップも行う考えだという。

パンサーズによれば「この1 月、現役大学3年生選手2名をチーム初の試みとして迎えたことと同様に、 次代を担う逸材に高いレベルでプレーできる環境を提供 し 、チームのレベルアップはもとより、Vリーグの活性化、さらには日本バレーボール界の成長・発展にも寄与すべく、育成に力を注いでいきます。」とのことで、新しい取り組みに大きな期待が持てる。

名前：牧 大晃（まき ひろあき）
背番号：24 番
ポジション：アウトサイドヒッター オポジット
身長・体重：210 ㎝・107㎏
生年月日：2003年11月2日
出身：香川県高松市
高校：香川県立高松工芸高等学校

写真：坂本清