2022-02-12 17:40 追加
アランマーレ・宮本菜月「バックからもスパイクを狙いたい」、木村友里「精神的な軸を意識しています」、菅原里奈「ポスターを見た時はこんなに大きくていいのかなって」 V2女子会見
V女子
●北原勉監督
無観客試合となってしまいましたが、コロナ禍の中で県協会や地域の皆様方のサポートで試合をやらせてもらいました。本当に感謝を申し上げたいと思います。大野石油さんは今日の第2セットもそうでしたが、粘り強いところから勢いに乗ってくると手ごわいチームです。だからスタートから全力で攻めていこう、と。それが第1セットを取れた理由でもありますね。第2セットは大野石油さんが序盤に動けていなかったところから軌道に乗ってきて、うちのチームがちょっと守りに入ってしまいました。そこから相手の良いところがどんどん出てきて、それを受ける形で相手の方が勢いづいてきてしまった。第3セットはそのままの勢いでセットを取られてしまいました。やっと第4セットの最後の方だけ描いていたストーリー通りのプレーが出たというか。最初に対策を組んでおいて、相手がアジャストしてきた時はこうやって締めくくろう、と。その締めくくる形が第3セットまでは出せませんでした。第4セットの最後にやっと出せたかなと。
ーー描いていた形とは?
北原:相手の多彩なスパイクコースにどっちつかずの対応では全てやられてしまいます。相手を誘導するというか、全部コースを切らなくても、こっち側にしか打たせないブロックでいいから、と。そういうブロックができれば後ろとの連携ができて、自然とボールが上がってくる。そこからは大丈夫だよと。止めるブロックじゃなくてディグとの関係性を重要視したブロックに変更したということでしょうか。 そこから逆に(ディグで拾われるのを嫌った相手の攻め方が変わって)シャットが増えたということもあります。
ーー2レグからメンバー構成を変えて、ボトムアップを図っているとのことですが、その手応えは?
北原:セッターからサイドから新人だらけになりますが、その選手たちが順調に成長してくれています。ボトムアップには成功している手応えを感じています。最後は全員バレー、総力戦になってくると思います。シーズン終盤は各チームがお互いのやること、作戦、今シーズンの形がわかっていると思うので、総力が上のチームが上位になると思っています。ですので、今から全員バレーで勝ち抜いていきたいと思っています。
ーー着地点はファイナルステージ、そして入替戦になると思いますが、そこに向けてまだ1形態2形態と変化していくことも?
北原:はい。詳細は申し上げられないんですが…そういった構想があります(笑) 今の選手たちならば、先のステージを見るチームができます。ファイナルステージのところでどう作るかという構想をシーズン最初から、予め持ちながらやっていこうと。だから「今は」こういうこともやるよ、と。今はこういう段階にいるよっていうことを伝えながらですね。で、最後には「ああ、こういうことだったのか」と。
ーー柳沢紫子選手を途中投入されましたが、狙いは?
北原:ブロックタイミングの修正ですね。相手選手の落ち際のスパイクに対して、ブロックを出して戻してするんですけど、その戻る手に当たって弾けることがあったので。そこは経験豊富な柳沢を入れて、数字に出ないところのプレーをしっかりやってもらいました。柳沢の投入でチームが落ち着きを取り戻したと思っています。
ーーホームでの連勝が途絶えましたが、先を見据えた起用をしているということで、選手間でも納得ができているのでしょうか?
北原:1レグで勝ち続けたメンバーですから、通常ならそのまま行くでしょう。ただそれはしません、と。それははっきり伝えています。全員バレーです。最終的に描いているものがあって、そのためには今からこうやっておかなければいけないんだ、ということはミーティングでもしっかり伝えていますし、納得してもらっていると思っています。
撮影 堀江丈
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