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2022-02-21 00:05 追加

東レが激闘を制し、NECに勝利。ホームで2試合連続フルセットの埼玉上尾がデンソーに逆転勝ち V1女子

V1女子の結果

SV女子


 バレーボールV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は20日、大田区総合体育館(東京都)、埼玉県立武道館(埼玉県)、富山市総合体育館(富山県)の3会場で計5試合が行われた。(PFUから新型コロナウイルス陽性者発生のため、大田大会のトヨタ車体対PFUの1試合が中止)

 東京ではホームのNECが1勝1敗で2位の東レを迎えての注目の1戦が行われた。第1セットは一進一退の攻防となるが、終盤にNECが曽我啓菜のスパイクや島村春世のブロックで抜け出すと、古賀紗理那のアタック、塚田しおりのブロックが決まり、25-22で先取した。第2セットは中盤で東レが小川愛里奈のサービスエースなどで連続得点し、その後もクランの攻撃などで優位に試合を展開する。NECも古賀のバックアタックなどで応戦するが、東レの勢いが止められず、最後は石川真佑が決めて、25-14と点差をつけてセットを取り返した。第3セットは再びNECのペースとなり、古賀と廣瀬七海が攻撃のみならず、ブロックでも活躍し、25-17で奪取した。第4セット、東レはセッター・関菜々巳のトス回しが光り、クラン・石川の両エースに加え、ベテランのミドルブロッカー・井上奈々朱も活躍。関はツーアタックも決めた。一方のNECは曽我啓菜の連続得点などで粘るも、東レが25-17でこのセットを奪い、フルセットに持ち込む。最終セットはNECが古賀のスパイクで先に8点をとってコートチェンジするも、セット後半は東レが西川吉野のスパイクなどで連続得点して一気に流れを引き寄せ、最後は井上の速攻が決まり、15-10でセットを奪い、激闘を制した。

 埼玉では19日にホーム・埼玉上尾との3時間近くに渡っての大激闘を制した日立Astemoが姫路と対戦。オクム大庭冬美ハウィが前日に引き続き活躍したほか、タップ、渡邊彩の両ミドルも機能し、3-1で勝利した。

 埼玉の第2試合は、19日に日立Astemoに惜敗していたホームの埼玉上尾がデンソーと対戦。2日続けてのフルセットとなった。最終セットはデンソーが優勢な試合展開で終盤を迎えるが、ホームで勝ちたい埼玉上尾はサンティアゴ、ロレンネの両外国人の活躍で逆転し、デュースの末に第5セットを奪取し、フルセットを勝ち切った。

 富山ではホームのKUROBEが久光と対戦。新型コロナウイルスの影響で試合から離れていたことや、コンディションが整わず、ベンチ入りできない主力メンバーが複数いることから、KUROBEは前日のJT戦同様苦戦するが、第3セットはラリーが続く接戦となり、23点まで粘る健闘を見せた。2連勝した久光は、暫定順位3位に浮上した。

 富山の第2試合は首位JTが岡山と対戦。JTが危なげなくストレートで勝利し、18勝目を挙げた。

 V1女子の次戦は、23日(水・祝)に埼玉県立武道館にて、埼玉上尾対NECの1月中止分の再試合(代替試合)が行われる。

【20日の試合結果】
日立Astemo 3-1 姫路
埼玉上尾 3-2 デンソー
東レ 3-2 NEC
久光 3-0 KUROBE
JT 3-0 岡山

【勝ち数による暫定順位】
1 JT 18勝2敗54P
2 東レ 15勝4敗45P
3 久光 13勝6敗40P
4 NEC 13勝5敗38P
5 デンソー 13勝7敗37P
6 埼玉上尾 11勝7敗34P
7 PFU 11勝8敗32P
8 日立Astemo 9勝13敗26P
9 岡山 6勝16敗20P
10 姫路 4勝17敗14P
11 トヨタ車体 4勝19敗13P
12 KUROBE 3勝16敗7P

写真:坂本清、堀江丈

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