2022-04-11 09:21 追加
姫路、KUROBEがV1残留。ルートインが劇的勝利。群馬銀行はフルセットに持ち込む。V・チャレンジマッチ(入替戦)最終日はV2勢が健闘
SV女子 / V女子
第2試合、KUROBEとルートインは各セット僅差での競り合いになった。
ラッツ・メレーテ、コクラム・ピンピチャヤ両外国籍選手の活躍に加え、この日単独でリベロに入った福本眸もディフェンスで貢献、KUROBEが2セットを取ってV1残留を確定する。
届きそうで届かない。わずかな差でもあり、決定的な差が存在するV2とV1。このままKUROBEが試合を終わらせるかに見えたが、ルートインの逆転劇がここから始まった。
激しいラリーの応酬が続き、ディフェンスの粘りに勝ったルートインが第3、第4セットを競り勝つ。KUROBEのエース、ラッツ・メレーテも決め切れない場面が増えていく。
第5セットはルートインが富澤結花、村山美佳のアタック、小茂田夏海のブロックで先行し、そのままKUROBEを突き放す。最後は今季V2でMVPを獲得した村山美佳が渾身のスパイクを決め、決着。昇格はならなかったもののルートインはV1チームから勝利を奪い、歓喜に包まれた幕切れとなった。
試合後のクールダウン時に富澤結花が
「もう歩けないよ」
と思わず口にするほどの骨身を削った大激戦。
KUROBEはV1残留を果たしたものの、選手の表情に笑みはなく、涙の残留確定となった。
撮影 堀江丈
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