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コラム

2022-07-25 16:54 追加

男子バレーネーションズリーグ、フランスが初優勝 ブリザール「ジャーニ新監督とはとてもいいスタートです」

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■3位決定戦

銅メダルのポーランドのクレクのスパイク。リハビリ中のレオンは世界選手権に間に合うのか

イタリア0-3ポーランド(16-25、23-25、20-25)
序盤競り合うも中盤にOPクレクのサービスエースやスパイクで得点を重ねるポーランドに対し、イタリアはスパイクミスが続き、10-16と引き離される。ポーランドがブロックのフォローを丁寧につないでくるが、イタリアはネットタッチやパッシングザセンターラインなどミスが出る。イタリアMBガラッシがこのセット初めてのブロックでクレクを止め15-22とするが、クレクのスパイクでポーランドが1セット先取する。2セット目イタリアはOHミキエレットのブロックやOPロマノのスパイクでいい入りをするが、中盤はロマノがつかまりだし、クレクのサービスエースもあり4連続失点で11-12とポーランドに追い抜かれる。ポーランドの2段トスが流れ、20-19とイタリアが逆転。しかしここからイタリアのサーブミスが続き、最後はポーランドのMBコハノフスキにコート中央に軽く落とされ、23-25と2セット連取される。3セット目もイタリアはレセプションがコートの中央辺りに上がり、MBの速い攻撃が使えず、バックからの攻撃を増やしていく。長いラリーからロマノが決め、12-12と並ぶ。ここからポーランドのサービスエースが増え、イタリアは万事休す。OHセメニウクがスパイクを決め、20-25でポーランドが0-3で勝利した。

■決勝
フランス3-2アメリカ(25-16、25-19、15-25、21-25、15-10)

懸命にトスを上げるクリステンソン

第1セット、ミスの多いアメリカに対し、フランスはスパイク、サービスエースで12-6と大きくリードする。フランスはサーブから相手の攻撃の幅を狭め、堅実な守備から攻撃を繰り広げ20-8と更にリードする。OHクレブノのブロックであっという間に25-16となる。第2セットもMBル・ゴフのブロックなどで序盤から7-2とリードする。アメリカもメンバーを替えるが、フランスの勢いは止まらない。アメリカのレセプションがフランス側へ返りOHヌガペがダイレクトで決め16-10。ピンチサーバーのエースやツーアタックなどでアメリカに反撃のチャンスを与えず、ヌガペが3枚ブロックの間を抜き25-19と連取する。

アメリカは2セット目ベンチに下がったデファルコを3セット目にOPのポジションに入れ反撃したが……

第3セット、後のないアメリカは、ベテランOHムアグトゥティアで守備を固め、デファルコをOPという布陣にする。OHラッセルが調子を上げ7-11とリードする。デファルコも連続スパイクを決め加点する。ネット際に落ちたブロックを懸命につなぎムアグトゥティアが押し込み、会場にUSAコールが響く。最後はデファルコがスパイクで15-25とする。4セット目はアメリカのMBスミスとジェンドリックがスパイクにブロックに活躍する。点を引き離したいが、アメリカは連続サーブミスで17-18と詰め寄られる。ジェンドリックがヌガペを止め、続いて相手のレセプションが戻ってきたのをダイレクトで決め20-24。ヌガペのサーブがアウトになり21-25、セットカウント2-2になる。最終セット、フランスがSブリザールのサービスエースやヌガペのブロックで7-2と抜け出す。クリステンソンのブロックで8-5と差を縮める。ラッセルのスパイクでさらに11-9まで追い上げるも、フランスはサービスエースで13-9と離す。スミスのスパイクがネットにかかり15-10、フランスが3-2で初優勝した。

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