2022-08-23 08:00 追加
男子バレー世界選手権、開幕までわずか。日本の予選リーグの対戦相手は。
男子世界選手権 日本の対戦相手の状況は?
Others / 全日本代表 男子
男子バレーボール世界選手権前のイタリアでの最終合宿で、イタリア、アメリカ、日本の親善試合が行われた。日本の結果は、アメリカ2-2日本(4セットマッチ)、イタリア3-1日本だった。
8月26日にいよいよ世界選手権が開幕する。開催国がロシアからスロベニア、ポーランドの共同開催へ今年に入り変更した。24か国を6つのグループに分け、そこから各グループの上位2チームと3位の中から4チームの合計16チームがトーナメント方式の決勝ラウンドへ進む。予選ラウンドB組の日本の対戦相手、ブラジル、キューバ、カタールはどんなチームなのか。
■8月26日対カタール(世界ランキング21位。8月22日現在、以下同様)
7月末のチャレンジカップのメンバーを見ると、昨年、日本で開催されたアジア選手権のメンバーと大差はない。主将のMBイブラヒム、OPヨウセフ、OHニコラあたりが攻撃の中心となる。ブロックの上からの強打の中には、強豪国と大差ないものもあるが、守備の粗さが目立つ。ブロックのフォローもつなぎが甘い。サーブはジャンプフローターが多いが、昨年より全体にスピードを上げているように感じる。日本はこれをしっかりとってAパスから攻撃につなげたい。
初戦で緊張から固くなったり、ランキング下位の国に負けられない(日本は9位)などと考えず、自分たちのバレーを丁寧にすれば結果はついてくるだろう。
■8月28日対ブラジル(世界ランキング4位)
ダルゾット監督のやつれようを見れば、今年のブラジルの苦悩がうかがえる。けが人続きで終えたネーションズリーグ後、MBイサックが慢性的な背中の痛みの治療のため離脱というさらなる大打撃を受けた。最終合宿地のフランスに入ってからは、MBルーカスがねん挫で、最終メンバーに入るかどうか微妙なところだ。フランスとの親善試合は0-4(4セットマッチ)で完敗。選手個々の能力は高いものの、チームとしてまとまっていない、機能していない印象が強い。東京五輪後に代表を退いたOPワラセが復帰したが、休暇明けでスピードもなければ試合感覚がつかめていないし、大型サウスポーのOPロッケも昨年のけがから復帰したが、こちらもまだ本来のキレが見られない。唯一、安定した力を出しているのがMBフラビオだ。親善試合では、ルーカスの代わりレアンドロが入ったが、彼は昨シーズンフランスリーグで多くのキューバ選手と対戦しているので、ブラジルの初戦キューバ戦でそれを自信にコートに入り、ブロックでチームにいい流れを作りたいところだ。
日本はサーブでOHレアルやアドリアーノのレセプションを崩しに行きたいが、逆にここでサーブミスが出ては、相手が楽に得点することになるので要注意だ。
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