2022-08-29 08:17 追加
髙橋藍「キューバ戦は自分たちが一歩リードできるシチュエーションを作ることが大事」関田誠大 西田有志 石川祐希主将 世界選手権ブラジル戦コメント
全日本代表 男子
■西田有志
――出だしはいい形で入っていったと思うんですけど、そのあとうまくいかなくなった。
西田:やっぱりいろいろと難しい状況がいっぱいあったんですけど、決まると思ってたボールが、今まで決まっていたボールが全然決まらなくなったりとか。ブラジルの運とかも噛み合ってというのがあった。もっと僕たちもなんかできたんじゃないかというところの心残りはある。次のキューバ戦はすごく重要になってくるので、気持ちだけでも前に出ることはブラジル戦でもできたと思うんですけど、それは結果としてしっかりつなげるように。次に向けたい。
――途中なかなかうまく決まらなくなった中で、どういうふうに修正しようとしましたか。
西田:さっき言ったように決まったと思ったボールがなかなか決まらなかったりと気持ち的に難しいところがたくさんあったにしても、自分たちがやれてる、勢いをつけているというところをしっかり見せていかないといけない。打開しようとはすごくしていたんですけど、やはりブラジルがそれ以上にすごくいいバレーをしてきたので、そこがもっと自分たちがタフになるべきだった。
――被ブロックが西田選手だけでなく石川選手も含め全体的に多かったように思うのですが、それはやはりブラジルのブロックが硬かった?
西田:やはりセッターの関田さんもストレス抱える状態がたくさんあったんですけど、そこはスパイカーがもっと対応できた部分はたくさんあった。そこらへんはすごく自分たちも思ったところではあるので、それがなぜだったのかというところを反省点として、次のキューバ戦に修正していきたい。
――西田選手のサーブは調子が上がってきているように感じました。
西田:1本目からしっかりと打てた。昨日の練習ではサーブに力を入れ、それを今日はしっかり出せた。それだけじゃなくてスパイクでももっと貢献はできたと思う。それをもうちょっとやれたらなと思います。
■石川祐希主将
――スタートはまた今日も控えからでした。外からご覧になっていて、1セット目は途中までいい形を作れていたと思いますが、そこから流れが悪くなったのは。
石川:1セット目はまず西田選手のサーブから流れを作って、関田選手だったりがうまいサーブコントロールで相手を崩して、それが点になった。そのあと取れるところで、フリーボールやブレイクでとれた1点がなかなか取り切れず、僅差、2点差、3点差のまま後半にゲームを持っていってしまったことは、僕たちとしては少し厳しい展開だったのかなと思います。とれるところでとっておけば、もう少し点差があった状態で終盤迎えられたので。相手も終盤強いチームなので、僕が入る前に、同点まで追いつかれて逆転されてという展開になってしまった。でも1セット目に関してはいい内容だったと思っていますし、2セット目3セット目が相手のディフェンスもどんどん上がってきて、なかなかボールが落ちない展開になってしまったので、そうなってしまうとなかなか僕たちでも難しい。僕たちの武器であるディフェンスとかボールを落とさないところが、相手のほうが完全に上回っていたので、そうなってくると苦しい展開になる。
――なかなか2セット目以降決めきれない状態が続いたところ、どうやって打開して修正しようと試みましたか。
石川:まずリバウンドをとったりとか、少しリスクを取って決めにいったりとかそういうことをするしかない。通過点は決して低くないところで、ブロックの先を狙ってという攻撃を髙橋選手とかやっていたんですけど、相手のディフェンスのポジション取りが非常によくて、それでもディフェンスされてしまったりとか、「よっしゃ決まった!」と思ってもそこに相手の選手がいたりとか、そういったケースが今日は多かったので、少しリスク取ってでも決めにいかないと今日は難しかった。逆に決めに行きすぎたり、ブロックがあるので、そこのリスクマネジメントがうまくいかなかった。
――追い込まれてはしまいましたが、可能性はまだ十分ある。キューバはもちろん初戦ブラジルにあのようにフルセットをやる力があるチームですが、今日カタールにセットを落としたりと波もあるチームですよね。そのあたりどのように攻略されますか?
石川:キューバはそういうチームというのは僕たちも把握済みです。でも乗せたらブラジルともいい試合しますし、普通にセットとったりもするので、そこは気が抜けない。気を引き締めて臨まないといけない相手だと思います。また、ブラジルほどディフェンスは良くないので、僕たちがもっと頭を使って賢くプレーすること、賢く1点を取ることがキューバ戦では大事になってくると思います。
――石川さん自身のコンディションは。もちろんまだ万全とはいかないでしょうが、どれくらい戻ってきていますか。
石川:もうほぼ戻ってきている感じ。明後日のキューバ戦に向けていろいろとここまで作ってきたので、明日1日挟んでしっかりコンディション整えて、キューバ戦ベストの状態で臨みたいと思います。
――プレーしていても不安はもうないですか? 足首とか。
石川:不安はなくはないですけど、ある程度もうベストというか、今持っているベストに近いプレーはできているかなと思います。ただやっぱり抜けていた分セッターと合わせることができていなかったので。まだ6対6の練習を始めて1週間ちょっとしか経っていないので、そこはやっぱり抜けてた分、合わせなければいけないところもあります。そのへんはネーションズリーグはやっていたので、感覚はお互いに持っている。昨日より今日、今日より次のほうが合ってくると思うので、そこの心配はしていません。
写真:FIVB
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