2022-09-17 10:25 追加
【バレー】山本智大「今後の課題はレセプションの範囲。こういう相手とやれるのも貴重な経験」世界選手権総括コメント
世界選手権総括コメント
全日本代表 男子
2022年9月5日スロベニアのリュブリャナ市で行われた世界選手権フランス戦の試合後コメントをお送りする。王者フランスとの激闘を戦い抜いてリベロ山本智大は何を思ったのか。
●山本智大
相手の調子がいいとは感じなかったですし、こちらの勿体ないミスで相手を勝たせてしまったというのが本当に率直な感想です。
イージーボールなど返せるボールを返せなかったというちょっとしたミスが相手を流れに乗せてしまったので、小さなミスが命取りになったなと。
僕らも100%の力を出せば戦えることを証明できましたし、小さなミスを防げば世界一のフランスにでも勝機はあると思うので、それを一人ひとりが見直していかなければならないなと感じました。
――今日のサーブターゲットはエヌガペでしたよね。
山本:はい。彼はサーブレシーブはいいのですが、レシーブをとってからの(攻撃の)精度が落ちるので、そこを狙っていました。
――この激戦を勝ち抜いたフランスの印象は。
山本:劣勢になっても一人ひとりが焦らず、自分のやるべき役割を全うしてやっているのがこういう競った場面でも、相手から見ても落ち着いて見えますし、こちら側からしても嫌だなという感じはしました。
――来年の五輪予選に向けて、個人として、チームとしての課題は?
山本:個人としてはレセプションの範囲をもっと広げて、今日はフローターサーブがいなかったんですけど、フローターサーブの選手は確実に石川を狙ってくると思うので、それをカバーしてパイプ攻撃につなげていけたら。ジャンプサーブの場合も人と人の間など整理して、今日もCパスからでも何とか攻撃を展開できていたので、そういう場面をもっともっと増やしてやっていかなければならないなと思います。
――今の気持ちは悔しい? それとも前向きに捉えてる?
山本:両方ですね。でも、勝ちたかったというのが一番です。悔しいです。
こういう相手とできるのも少ない機会ですし、少ないチャンスの中で1点をとって、1セットをとって勝負しなければならないので、こういう経験をもとにこれからもしっかり続けていきたいなと思います。
写真:FIVB
同じカテゴリの最近の記事
- 群馬グリーンウイングス・齋藤真由美GM、監督退任のあいさつ 「選手は私の誇り。これからはチームとファンのパイプ役に」 SV女子 [SV女子] / 2025.06.03
- 埼玉上尾メディックス、引退の山岸あかねへ仲間から贈る言葉。岩崎こよみ「日本で一番優しいパスを出す選手」、佐藤優花「一緒に過ごした時間は私の青春でした」 SV女子 [SV女子] / 2025.05.23
- 大阪マーヴェラス・田中瑞稀「一瞬の閃きが勝利につながった」、林琴奈「バレーを楽しむ気持ちが大事だと思った」、西崎愛菜「この仲間とだったら優勝できるって思っていた」 SV女子 [SV女子] / 2025.05.06
- NECレッドロケッツ川崎・佐藤淑乃 「1年目のシーズン、1年目の鮮やかな涙」 SV女子 [SV女子] / 2025.05.06
- 合言葉は"これで優勝できるのか?" SAGA久光スプリングス・平山詩嫣が目指すもの SV女子 [SV女子] / 2025.04.25
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.