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会見・コメント

2022-09-21 13:18 追加

世界選手権総括 石川祐希「僕がいない中で頑張ってくれたメンバーに感謝したい。VNLと世界選手権を通して、勝つ経験をし手ごたえを感じられる1シーズンとなった」

世界選手権総括コメント

全日本代表 男子

2022年9月5日にスロベニアリュブリャナ市で行われたバレーボール世界選手権男子大会の決勝トーナメント1回戦を、日本チームは五輪王者、VNL王者フランスと戦い、フルセット、タイブレークの激闘の末敗れることとなった。キャプテンの石川祐希はVNLファイナルラウンド直前に練習中に足首を捻挫。世界選手権本戦直前までチーム練習に参加できない状態だった。予選ラウンド初戦は石川の代わりを大塚達宣が務め、ストレートで勝利。3セットとも終盤に登場し、少しずつ試合勘を取り戻す努力をした石川。フランス戦では序盤は不調だったが3セット目あたりから本来の調子に近い石川の姿を見ることができた。フラウンス戦後のコメントをお届けする。

――試合を終えた後の率直な気持ちは?
石川:悔しいしかないです。

――王者フランスを追い詰めたことによる収穫は?
石川:フランス相手ですが、特に関係なく自分たちの目標を達成しようということで試合に入りました。それはできませんでした。
フランス相手にここまで競ったあげくに、最後もリードしたのに負けてしまったということは非常に悔しい気持ちです。

――石川選手の調子は試合の間隔が空いたことにより戻っていたか?
石川:コンディションに関してはこの試合が一番良かったので、ジャンプもできていたと思います。体が動きすぎて下にスパイクを打ってしまったりしていました。
試合の最後のほうでは修正できましたが、前半からやらなければいけないなと思いました。第4、5セットはハイセットを決めることができていました。
第5セット前半で一本(ブロックを)決められてしまってそこから流れを持っていかれましたが、そこが反省点です。

――第3セットまでよくなかった理由は?
石川:自分が持っている感覚と実際の動きが合っていませんでした。
特にスパイクは今までで一番跳んでいるコンディションになっていて前の試合まではジャンプができずに打っている状態だったのでそこの感覚(を合わせるの)が難しかったです。
コーチからも通過点が下がっている、下に打っているということを言われたので長く強く打つということを途中から修正をして決まるようになったのでそこは修正できたと思います。

――最終セットマッチポイントまで行ってどういう心境だったか?
石川:1点取れば勝てるということ、いやまだここで気を抜かないというか最後取り切るまでやらないとという風に思っていました。
また僕のサーブだったので1本目はネットにあたってインしましたが、2本目は力んでしまったかなと思います。
そこは自分の甘さというかベストではなくてもグッドサーブを打たないといけないとは感じます。

――フランス戦で今シーズンの代表戦が終わりになるが振り返るとどうか?
石川:この大会では僕は怪我からコンディションを上げるという形で、フランス戦でいいコンディションで戦えたということはよかったなと思います。
僕がいない中で頑張ってくれたメンバーに感謝したいです。VNLと世界選手権を通して、勝つ経験をし手ごたえを感じられる1シーズンになりました。
VNLファイナル僕がいなかったこともあり、控えだった大塚選手や高梨選手が試合に出ることができて、うまく選手が経験を積むことができました。
VNLファイナルや世界選手権でこういった雰囲気で試合をすることができたことは、1つプラスの経験になると思います。

――この試合で勝つ、負けるは違うと思うがこの結果をどのように受け止めているか?
石川:1点の差や、チャンスを開いてつかみ取る力というものがあるようでないなという風に思います。
そこは、試合で勝ってつかみ取らないと成長できないところですので勝たないと成長できないのかなと思います。それはメンタル面で目に見えないところなので難しいです。
他は今日のようにいいところ、相手が苦しくプッシュをした場面で足が動いていなかった、ボールを見合ったりイージーミスが多い試合でした。
そういうところを減らしていくことは僕たちが安定して自分たちからバレーボールを展開できると思います。
大事な試合でこのようなイージーミスをしないというところができれば勝つ、負けるは置いておいて安定した質の高いバレーができます。
質の高いバレーができるほど勝つ確率は上がっていきます。それをすれば最後に勝つチャンスが増えます。それをつかめば勝てるという感覚があります
それはこれから必要になることです。

写真:中西美雁

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