2022-09-30 23:49 追加
女子代表、古賀紗理那主将をケガで欠く中、世界ランク2位のブラジルに3-1で勝利し、第2次ラウンド進出決定。井上愛里沙が27得点 世界選手権
女子世界選手権 第1次ラウンドの結果
全日本代表 女子
バレーボール女子世界選手権は30日、オランダのアーネムで第1次ラウンド第4戦の試合が行われ、30日現在世界ランク7位の日本は同2位のブラジルと対戦。3-1(25-22、25-19、17-25、25-20)で勝利した。
日本チームのスターティングメンバーは、石川真佑、井上愛里沙、林琴奈、山田二千華、横田真未、関菜々巳、リベロ・福留慧美。28日の中国戦で負傷した古賀紗理那主将は欠場した。
第1セット、石川真佑のサービスエースでスタート。3連続得点するが、その後日本のミスが目立ち、ブラジルに9-7と逆転される。ガビらの活躍でブラジルのリードが続くが、セット後半、日本は石川のサービスエースで19-18と逆転に成功。その後は井上の活躍があり、最後は山田が決めて25-22でセットを先取した。
第2セットも同じメンバーでスタート。3-3の場面から林、井上の攻撃や山田のブロックなどで連続得点し、日本がリードする。その後は競り合うが、山田のブロード、井上のバックアタックなどが決まり、18-12と点差を広げる。ブラジルのミスも手伝い、23-15とするが、リリーフサーバーで入った宮部藍梨のサーブがアウトととなり、ここからブラジルに連続得点され、23-18。しかし、ガビのスパイクがアウトになり、日本がセットポイント。最後は井上が決めて、25-19で日本がセットを連取した。
第3セットはブラジルの勢いが止められず、タイナラ・サントスらの活躍で常に主導権を握られる。12-20と大量リードを奪われ、セット終盤は石川らの活躍で反撃するが、17-25でセットを落とした。
第4セットは横田に代え、島村春世を投入してスタート。第3セットで勢いづいたブラジルにこのセットも4-11とリードされるが、井上、石川、林の活躍で7連続得点して18-14と逆転し、終盤も井上、石川の活躍があり、25-20で奪取。古賀を欠く中、3-1で強豪に勝利した。この試合の結果で日本は第2次ラウンド進出を決めた。井上27得点、石川18得点、林は16得点とサイド勢が勝利に貢献した。
井上は試合後に「サーブで崩し、出だしを先行することを心がけた。落とした第3セットはサーブターゲットを的確に狙うことができていなかったため、チームでもう一度確認して第4セットに入った。キャプテンの紗理那はチームにとって精神的な支えなので、彼女の分も自分たちが頑張り、ここで勝つことで強くなれると思った」と語った。
なお、世界選手権における対ブラジル戦の勝利は中田久美前代表監督が17歳で出場した1982年大会以来、40年ぶり。また、公式大会でのブラジル戦の勝利は2017年のワールドグランドチャンピオンズカップ(グラチャン)でフルセット勝利して以来、5年ぶりとなった。
次戦は第1次ラウンド最終戦となり、10月2日現地時間14時15分(日本時間21時15分)から、世界ランク19位(30日現在)のアルゼンチンと対戦する。試合はTBSで生中継されるほか、ParaviでLIVE配信される。
写真:FIVB
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