2022-12-30 06:00 追加
久光・石井優希「これまで参加したオールスターの中でいちばんガチンコ勝負だった」、JT・吉原知子監督「自分たちで考えて行動を起こしていたのがすごくいいなと思った」 オールスター女子会見
SV女子
■Teamブイきち 吉原知子監督(JTマーヴェラス)
会場の方でも言わせていただきましたが、本当に今日、大雪という中で、ファンの方々にも足を運んでいただいて、無事、オールスターという形の大会を開催できたことが本当に良かったなと思います。選手たちが普段、各チームでプレッシャーがかかったりとか、勝負事をやっているので、どうしても(見せるわけにはいかないような)…、なかなか見せてくれないような顔を見せてくれました。本当にいい顔をしながら楽しそうにやってる姿を見ると、ああ、よかったなっていう気持ちになりました。
■Teamブイリー 酒井新悟監督(久光スプリングス)
監督としては、シーズン中の大事な時期ですので、各チームの主力の選手が集まってプレーする中で、怪我なく終われたことにホッとしているのが今の心境です。
それと、大雪もそうですし、コロナやインフルエンザなどを含めて、こういう状況の中で、本当に開催ができるのかどうかという中で、お客さんに来ていただき、皆さんの前で試合ができたことが本当によかったなと思っています。
とはいえ、まだまだま他の競技であったり、男子バレーもそうですけど、今女子バレーはVリーグ前半を見ても、来場者数が少ない状況ですので、このオールスターをきっかけに、また来年のVリーグはたくさんの人に足を運んでもらって、応援していただけたらと思っています。
――両監督に。先ほど吉原監督がおっしゃられていた、普段見せない顔を見せてくれたということに関して、普段接していない他チームの自チーム以外の選手で、この選手にはこんな面があるんだとか、新たに発見したところなどはありましたでしょうか?
吉原:全く知らない選手たちではないので、ただ喋るとよく笑うなとか、そういう感じぐらいですかね。あとは、普段はどうしても戦う顔になっているので、「こんないい笑顔するんだな」とか、「こんなお茶目なところあるんだな」とか、そんな感じですよね。いちばんは本当に純粋に楽しそうだったなっていう感じはしましたね。
酒井:岡山の宮下(遥)選手をブイリーのキャプテンに指名したんですけど、うまくみんなをまとめながら、コミュニケーションを取って試合を進めてくれたかなと。
試合前、連係プレーのコンビだったりを練習したわけではないので、コミュニケーションを取っていこうという話を試合前に全体でしました。そういったことって簡単なようでなかなか難しい部分もありますが、思ってる以上にみんなでしっかりと話もしてくれましたし、3セット目、4セット目で入れ替えたメンバーも、ちゃんと自分たちで話し合いながらチームづくりをしたり、監督をしたりしてくれていましたので、本当に良かったと思っています。
――第3セットと第4セットで人を入れ替えたのはアドリブでしょうか? 事前に決まっていた場合は、メンバー構成をどのようにしようとか、監督の方からも指示をされたのでしょうか?
酒井:まず昨日、各チームの監督さんに連絡して、選手のコンディションを聞きました。今の現状で、選ばれてる選手の中で前衛をやってないだとか、コンディション不良でジャンプしていないとか、そういういろいろな状態であったり、関(菜々巳)選手が欠場してセッターが1名減ったこともあり、吉原監督と話し合って、どういう試合の進め方をするかを考えました。最初は同じチームで5セットになっていましたが、選手の負荷を考えると、ちょっと偏りがあったので。まず1セット目は、ファン投票で選ばれた人をしっかりと出していきましょう。2セット目はVリーグ推薦の選手を中心に。 3セット・4セット目に関しては、選手の運動量も含めて、ミックスしてやった方がいいんじゃないかというふうに話して、メンバーの入れ替えを決めました。そして、5セット目はもう一度、最初のメンバーに戻して、全員出して終わるという流れを昨日のうちにの打ち合わせはしていました。
その中で今日の朝、選手の方に伝えて、3・4セット目のチーム構成を試合が始まる前に決めてもらって、選手同士でも話し合って、決めてくれたメンバーです。
――昨シーズンはイベント形式のオールスターで、試合形式で開催するのは久しぶりでしたが、そこについてはどのように感じていますか?
酒井:やっぱりアスリートである以上は、バレーボールの試合をするということがいちばんいいことですし、そういった魅力も伝えられる、発信できる場なのかなと思います。今日も佐伯選手のスパイクなんかは会場がどよめくぐらいのパワーがありましたが、そういったことがしっかりとアピールできるのも試合形式のいいところだと感じました。
――昨シーズンまでは東レの白井美沙紀さんなど、盛り上げ役の選手がいましたが、今年のメンバーの印象は? 盛り上げるために頑張っていたと感じた選手はいましたか?
吉原:みんな真面目ですよね(笑) みんな真面目で大人しいかなって感じはしますけど…。久光の平山(詩嫣)選手なんかは結構、3・4セット目で自分から「私、監督やります」って言ってきてくれたり、すごく積極性がある選手かなと思いました。
酒井:僕は試合前に選手たちに少しきいたんですけど、何かアピールできる特技とか、持ちネタを持ってる人は披露したら?とか。でも、集まってすぐの場だったので、そこではなかなか出てきませんでした。なので、試合をやっている中で、もし何か思いつきがあればやってほしいと話しました。最後の全員入るのなんかは選手たちが考えてやっていましたね。
吉原:NECの山田二千華選手がポジションチェンジをしてトスを上げたり、自分たちでいろんなことを考えて行動してくれていたのは、すごくよかったです。自立というか、自分たちで考えて何かを起こすのは、すごくいいなと思って見ていました。
――集合したのは昨日ですか?
酒井:今日の朝です(笑)
写真:黒羽白
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