2023-01-08 21:18 追加
2023年1月8日 V3男子で昇陽・秦、報徳学園・阿雲がデビュー
春高で活躍高校生がVデビュー
V男子

Vリーグデビューを果たした秦健太郎(左)と阿雲竜太郎
バレーボール2022-23 V.LEAGUE DIVISION3 MEN(V3男子)の近畿クラブ(能登栄輔監督)が8日、近畿大学記念館で千葉と対戦。ジャパネット杯春の高校バレー第75回全日本高等学校選手権大会に出場した昇陽高(大阪)3年のエース、OH秦健太郎が報徳学園高3年のOP阿雲(あうん)竜太郎とともにVリーグデビューを果たした
秦は春高バレーで4日の1回戦、松本国際高戦に1-2で敗退したばかり。阿雲とともに近大進学が内定しており、近大の光山秀行監督が部長を務める近畿クラブからの出場が可能になった。
2人はともに第1セットからスタメン出場。秦は第3セット途中、着地の際に他のプレーヤーの脚に乗って足首を痛めて退くまで
出場し、阿雲も1、2セットをフル出場した。
春高バレー初戦前日の練習で左ヒザを痛めた秦が、チームへの合流を知ったのは前日の午前。セッターとはコンビも合わせたことはなく「緊張感もあり、何も出来なかった」というが、アタックで3得点を挙げ、第3セットには3連続のサービスエースも決めた。
2㍍2の左腕・阿雲もバックアタックを決め3得点を挙げた。
秦は、2019年のJOC杯全国都道府県対抗中学大会の「大阪北選抜」(梅原祥宏監督)のエースとして日本一に貢献。昇陽高でも、最高到達点340㌢のジャンプ力で、チームを初の春高バレー出場に導いた。
阿雲は、報徳学園中時代は剣道の選手で、高さを生かすため高校進学後にバレー部に入部した遅咲き。「もっと積極的にプレーが出来ればよかったが、現在位置を知ることが出来たのは収穫」と笑顔で振り返った。
ともに目指すのは「日本代表」。秦は「大学在学中の代表入り」を目標に掲げる。
光山部長は「万全なコンディションではなかったかもしれないが、将来の日本の男子バレーを背負う逸材なので、スタメンで起用した。これからVリーグや大学バレーで経験を積んでほしい」と期待を寄せていた。
近畿クラブでは、すでに大阪・桜塚高3年のOH川野誠和が2試合に出場しているほか、近江高3年のOH三杉遥、開智高3年のリベロ長田哲太も近大進学を決めており、選手登録を済ませている。
取材・写真:北野正樹

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