2023-02-05 08:38 追加
JAぎふがチームの結束を示す大きな勝利。首位・群馬銀行を破る。GSS東京・張心穆意が24得点の活躍でヴィアティンの前に立ち塞がる V2女子
V2女子の結果
V女子
2022-23 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)は2月4日にヤマト市民体育館前橋(群馬県)、猫田記念体育館(広島県)で計4試合を開催した。
ヤマト市民体育館前橋の第1試合はGSS東京対ヴィアティン。
試合はGSS東京のミドルブロッカー張心穆意が存在感を放った。2メートルを超える長身を活かし24得点(スパイク19、ブロック3、サーブ2)の活躍。粘りに定評があるヴィアティンのディフェンスを機能させず、セットカウント3-1での勝利に貢献した。
GSS東京は菊地零と森田英莉による2セッターを展開。期間限定Vリーガ―・中澤恵も攻守に輝きを放った。
独特のフォーメーション、選手配置を武器にするヴィアティンは2番と5番のポジションにミドルブロッカーが入るフロントオーダーでスタートするが、サーブも含めたGSS東京の攻撃の前にストロングポイントのディフェンスが機能しない。後がなくなった第3セットでは選手を大幅に入れ替え、システムもバックオーダーに切り替えてセットを奪取したが、戦局を大きく変えるには至らなかった。
第2試合は首位・群馬銀行とここまで3連勝中で好調を維持するJAぎふが対戦。
首位固め、なによりホームということもあって必勝を期したい群馬銀行に、JAぎふの強気のサーブが襲い掛かかる。
「今年に入ってサーブは要所で確実性を求めることもあったが、群馬銀行さん相手に入れに行ったらやられてしまう。これまでのJAぎふらしく、ミスは気にせずに攻めていくことを指示した」
とJAぎふ・鈴木智大監督は試合後にコメント。
群馬銀行は途中出場のエース田中瑠奈が気迫を見せ、新人の正木七海が躍動するなど見せ場も作ったが、勢いに乗るJAぎふがサーブでの直接得点とブロックでも群馬銀行を上回り、セットカウント3-1で快勝した。
JAぎふはアウトサイドヒッター柳沼優花、セッター唐川愛璃といった主力メンバーを負傷で欠く中、チームの結束を感じさせる大きな1勝をあげた。
猫田記念体育館では、現在3位のルートインが熊本を3-0のストレートで破り、ホームの大野石油が千葉を3-1で下した。
2月4日終了時点での勝敗は下記の通り。
・群馬銀行(14試合12勝2敗、36ポイント)
・アランマーレ(13試合12勝1敗、34ポイント)
・ルートイン(13試合10勝3敗、30ポイント)
・浜松(13試合9勝4敗、27ポイント)
・仙台(13試合8勝5敗、23ポイント)
・JAぎふ(16試合7勝9敗、21ポイント)
・GSS東京(14試合5勝9敗、14ポイント)
・大野石油(13試合3勝10敗、12ポイント)
・熊本(13試合3勝10敗、9ポイント)
・ヴィアティン(12試合3勝9敗、8ポイント)
・千葉(14試合2勝12敗、8ポイント)
撮影 堀江丈
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