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バレーボールマガジン>会見・コメント>トヨタ車体・周田夏紀「チームが苦しい時、打開策がほしい時に自分が攻撃で貢献したい」、230試合出場達成! PFU・鍋谷友理枝「プレーだけじゃなく、周囲を見ることもよくできています」 V1女子会見

会見・コメント

2023-02-24 21:09 追加

トヨタ車体・周田夏紀「チームが苦しい時、打開策がほしい時に自分が攻撃で貢献したい」、230試合出場達成! PFU・鍋谷友理枝「プレーだけじゃなく、周囲を見ることもよくできています」 V1女子会見

SV女子

●坂本将康監督

第1セット、入りのところからミスが続きました。自分たちの9メートルのところでの失敗が多かったので、相手が有利な展開になったのかなと思います。

ーー凡ミスについては以前からの課題として挙げられていましたが、なかなか改善できていない?

坂本:そう思います。ネットを超えないとか、お見合いとか、打ち切れないボールが上がったりとか。そういったプレーがまた次のミスを誘発するんですよ。
流れるようなプレーにならないんですよね。カクカクしてるというか。点を取っても単発に終わってしまうというか、次のストーリーが描けない。狙って点数を取ったというより、点数を取ってほっとしているところがあるかな。
流れるように1点が取れれば、その後に向こうが取り返しても、その後をロジカルに進めていけますけどね。いまのところはカクカクしているというか、昔の動画を見ているみたいな感じなのかな。サッカーでもパスがつながっている時って全員が前を向いて進んでいけるじゃないですか。それはバレーボールも一緒なので。
ゲームの中での状況判断だったり、今、何にフォーカスが必要で、最低限のプレーとして何をしなければいけないのか、そういう部分がまだ足りないというか。ダイレクトでボールが返ったりしてしまうことを何とかしないとずっと同じことになるのかなと。

ーー選手に対する要求として、プレーに対してもっと喜びやガツガツしたものを出してほしいとお聞きしました。その面では鍋谷選手からはそれを感じました。

坂本:うん。

ーーそういう部分も含めて、鍋谷選手の復調ぶりが明るい材料ですね。

坂本:非常にいいですね。体調、フィジカル、すべてのバランスが整っています。彼女は自信を持って戦いに行っているなって感じますね。もともと元気があるし、そういう選手ですけれど、今は充実していると思います。

ーーもう一人、瀬戸(杏華)選手が良かったですね。サマーでも活躍が目を引きましたが。

坂本:練習の時から良く頑張っていますし、今日の試合では彼女の持ち味が出せていたんじゃないかなと思います。スパイク、サーブ。島原も「瀬戸使いの名手」みたいな感じでうまく使えていたので良かったかなと思います。

ーー後半戦、現状を打開していくためには?

坂本:最後の最後に点数を取り切る力ですよね。今日も最後にボールがオーバーネットしたじゃないですか。その前にもアタックを打って相手のチャンスになって切り返されてというところがある。最後に勝つところまでの引き出しの多さというか、25点目を取るためにはきちんと(最初からゲームをデザインして)積み重ねていけるようにしないと。最後はこれしか手がない、だと結局試合を取り切れない。
負けるチームって全部同じなんですよ。やる手立てがなくなって攻撃をシャットされたり、ブロックタッチを取られたり、クリーンに拾われたりする。そうでしょ?
決定に持っていくまでに、流れるようにできてないから最後がカクカクして「エースが打てば」みたいな感じになっちゃうんですよね。そこに来るってわかっていりゃ、当然相手もそこをブロックとフロアディフェンスで防いできますからね。

ーー第3セットを取れたのは?

坂本:第3セットはコンセプト通りに進められたね。凌ぎたい厳しい局面のところを1回で凌げたのでそこが大きいのかなと思います。凡ミスもなかったし。

ーー内定の大村季色選手の印象は?

坂本:思いっきりがいいですよね。サーブもいいし、テクニックと相手を見る力を養えば十分に戦っていけると思います。田中瑞稀選手(JTマーヴェラス)のようになってもらいたいな、と。それから埼玉上尾の佐藤優花選手とか。しっかり相手を見て選択肢を多く持っている選手ですよね。そういう選手を見習っていってもらいたいなというのはありますね。

撮影 堀江丈

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