2023-03-10 07:00 追加
東レ・越谷章監督「負けそうでなかなか負けない。接戦で1点を取って最後に抜け出すのが今のチーム」、日立Astemo・渡邊彩「去年よりもセッターの特徴をつかめている」 V1女子会見
SV女子

●渡邊彩選手(ミドルブロッカー)
東レさんに対して1セットを取れたのは良かったんですけど、試合の中で自分たちのミスが多くありました。
相手にゾーン1を攻められて後手後手の展開になってしまったと思うので、今日できなかったことをしっかり修正して明日の試合に挑みたいです。
●長内美和子主将(アウトサイドヒッター)
第1、第2セットの入りは悪くなかったと思います。でも、取ったセットの後(第3セット)の入りだったり、相手が何かを変えてきたときに対応ができなかったと感じています。
そこから崩れて、もともとできていたことに対してもバタついてしまいました。組織的なところの精度を高く持って、最後に勝負していけるように頑張っていきたいと思います。
●オクム大庭・ 冬美ハウィ選手(アウトサイドヒッター/オポジット)
第1、第2セットで決まっていた攻撃が第3セットで対策されてしまいました。決まりにくくなった時に攻め方を変えきれなかった。
明日、もしそういう場面になったら今度は思いっきり変えていけたらな、と思います。
ディグでは粘れていたと思います。相手が苦しいところで返してきた軟打を確実にチャンスにしたいと思いました。
●境紗里奈選手(セッター)
先週の試合まではミドルとバックを使えていましたが、今回は相手に私たちのやりたいことをされて、後手後手になってしまった部分があったと思います。
明日はしっかり気持ちを切り替えて、自分たちの強みであるディフェンスから得点を取れるように頑張っていきたいと思います。
●野中瑠衣選手(オポジット/アウトサイドヒッター)
第1、第2セットは自分たちのやりたいことが少しずつ形になっていたと思います。第3セットで対策されたときに自分たちの攻撃が思うように通らなくなってしまいました。しっかり修正して明日は勝てる準備をしていきたいと思います。
ーー長内主将に。勝負の分かれ目となった第2セットと第3セットの間をどう考える?
長内:第1、第2セットに関してはディグも粘れていて、こちらのサーブも良かったです。相手のミドルをあまり使わせなかったので良い形ができていたと思います。
第3セットで相手がミドルだったり、ライトの攻撃を混ぜてきてリズムが変わってしまいました。
自分たちは(10分間のインターバルの間)「第1、第2セットはここが良かったよね」で反省が終わってしまいました。次にどうしていくかっていうところまでをしっかり話せたら良かったと思います。
ーー長内主将個人のプレーで良かったところは?
長内:クロスで長いところを打って、それが上手く通っていたかなと思います。ミドルと対峙しても思いっきり打っていこうと思ってプレーしました。
ーー渡邊選手に。今日の自身の攻撃について。
渡邊:私にはブロッカーが1枚付いてくる形でした。相手の1枚に対してはしっかり決めていきたいですし、うちの攻撃の軸としてもミドルの本数を確保したいというところがあります。
自分が決定打を出さないとサイドも苦しくなって攻撃が回っていかなくなってしまう。責任を感じながらプレーをしていました。
ーー今日の敗因はどのあたりにある?
渡邊:前半までは相手に食らいついたり、自分たちの攻撃が通っていたのですが、第3セット以降は相手のシステムに嵌められた感がありますね。
ゾーン1に集中的にサーブを打たれて崩された。ミドルを使えず、サイド攻撃ばかりになってしまって、そこで我慢しきれずにミスが出たという展開でした。自分たちの負けるパターンです。戦略的にやられたなという感じがします。
ーーシーズン序盤の欠場は?
渡邊:開幕戦の前に怪我をしてしまいました。場所は右足首の捻挫です。昨年を潰してしまいましたね。
ーー欠場中に感じたことや、今プレーで表現できていることは?
渡邊:私自身、前半全く試合に出なかったシーズンは初めてでした。外からみんなのプレーを見て気が付くこともたくさんありましたし、自分が復帰したらこうしたいというモチベーションも持てました。それを今プレーしながら、みんなで一緒にチームを作っている感じです。
ーー復帰してからのプレーの手応えは?
渡邊:移籍して2シーズン目です。去年よりもセッターの特徴、一人ひとりの性格が掴めましたね。声がけのアプローチの仕方であったり、セッターがこういう体勢になったら、こういうふうに上がってくるんじゃないかという予測が去年よりも立てられるようになりました。その分、得点に繋げられていますし、苦しい時には(無理をせずに)返す判断も速くできるようになりました。
ーー長内主将に。声出し応援も解禁されて、昔ながらのホームゲームが帰ってきましたね。
長内:自分たちが粘り強いプレーをしたときの歓声だったりとか、そこから点数を決めたときだったりとか、コートの中だけじゃなくて応援してくださる方とも一体感があるなというのは試合をしながら感じていました。
プレーの間であったり、自分たちが劣勢になった時にすごく応援の声が聞こえるので「まだまだここからだ」と励みになっています。
ーーオクム選手に。アウトサイドでのプレーについては?
オクム:レフトでもライトでも私が入る時はレシーブより攻撃をすることを中心にやらせてもらっています。ハイセットになるシーンが多い中で、そのハイセットをどう決めるかということを考えながら今日は挑みました。
でも、自分が決めたい決め方にはまらない時に、レフト側では少し引き出しが足りなかったのかなと思いました。試合に入る前からどう攻めるか考えて、多くの引き出しをもって挑めたらと思います。
ーーアウトサイドヒッターとして石川真佑選手と対戦して感じたことは?
オクム:石川選手は速いトスを打ち分けることができます。そこが一番すごいなと思う部分です。ブロックを見て打つ能力が高いなと思います。
私は高いトスをもらうことが多くて、ブロックが揃った状態で打つことが多いので、ブロックを見て打つということに関して、私ももう少し頑張りたいなと思っています。
ーー境選手に。今シーズンは2枚替えでの起用が多かったのですが、大田大会でVOMを取るなど出場時間も増えていますね。自分のプレーに関してどのように感じている?
境:いかにミドルを印象づけるかというのが私の仕事だと思っています。
1、2レグを振り返るとミドルの打数や決定もあったのですが、印象の部分ではあまり強くなかった展開もあったかもしれません。
私の役割として、アヤさん(渡邊彩選手)だったりマイ(入澤まい選手)をしっかりハードヒットさせて相手に印象づけることはできているかな、と思います。
でも、今日の試合はゾーン1からパスが来た時に、上手くミドルを使えませんでした。切り替えて明日またミドルで勝負できればと思います。
ーースタートから入るのと2枚替えで入るのはまた違う心境かと思います。
境:2枚替えの時は外から相手を見ながら「こういう攻撃が通りそうだな」とかそんなイメージをしながら入っています。
今日はスタートだったので、プレーしながら相手を見なければならなかったんですけど、アヤさんとか麻子さん(多治見麻子監督)が相手ブロックのつき方とかを教えてくれました。相手を理解しながらプレーできたかなと思います。
ーー野中選手に。今日のプレーについて。
野中:自分はヤナ選手とマッチアップしましたが、相手にやられたというよりは自分がベストパフォーマンスをできていなかったと感じています。
チームが回っていない時に存在感を出せていけなかった。明日はもっと存在感を出せるように準備したいと思います。
ーー明日はどういうプレーで貢献したい?
野中:スパイクを決めるとかサーブを決めるとか数字に現れるところでも貢献したいですし、繋ぎのプレーとか雰囲気を作るプレーとかでも貢献できるようにしたいです。明日は最後のホームゲームなので精一杯頑張りたいと思います。
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