2023-03-15 10:22 追加
全国6人制バレーボールリーグ優勝のアルテミス北海道・小室祐里「チームを勝たせるイメージができた」、尾花佳甫「高校時代、京都橘の三輪欣之先生から”バラのオーラ”を出せ!と(笑)」
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●尾花佳甫選手(ミドルブロッカー)
ーー今日の試合の感想を。
尾花:前回、北海道の大会で(山梨中央銀行に)負けたので、今日勝ててよかったです。
ーー今日の勝因は?
尾花:途中で押されてしまった時にも逃げずに、スパイカーが決め切ったところですね。「絶対勝つぞ」という声がけもできていました。チームが一丸となっていたと思います。
ーーアルテミスに加入して、チームの印象は?(尾花選手はJAぎふ、アランマ-レのV2チームを経て今季より加入)
尾花:雰囲気が本当に良いチームなんですよ。練習をすればどんどん伸びるという可能性を感じています。イクさん(成田郁久美監督)は私たちが小さい頃にテレビで見ていた選手。そのイクさんから教えてもらえるので、子どもの頃に戻ったようにバレーが楽しいというか、すごくキラキラした気持ちで頑張れています。
ーー監督の現役時代の記憶は?
尾花:リベロ時代ですね。アテネオリンピックの時によく見ていました。まだ小学生くらいの時です。だから教えてもらうたびに嬉しくなるし、言っていることもすごくわかる。自分がそのプレーをできない時は悔しいと思うこともあるけど、もっと頑張ろうと思えます。
ーーところで、尾花選手のキャッチフレーズ「バラのオーラ」とは? 昔から言われていますよね。ずっと気になっていまして…。
尾花:私、子どものころは内気で、暗かったんですよ。バレーボールは好きだったんですけど、バレーボールしか逃げ道がない感じ、というか。バレーボールをする時しか楽しくない。
高校で寮に入って…高校は京都橘だったんですけど、三輪欣之先生から「お前は顔が死んでるからバラのオーラでやれ!」と言われて(笑)
自分からバラのオーラを…キラキラしてる感じを出してみたら、体も動くし、プレーも良くなって。それがチームに伝わっていくのがわかったんですね。バレーボールは流れのスポーツなので、一人が暗い顔をしていたらみんなに伝染する。自分が”バラのオーラ”を出して貢献しようと。高校時代は毎日「バラのオーラを出せ!」と怒られていました(笑)
ーー花はわかりますが、なぜ「バラ」?
尾花:三輪先生の直感かな? たまに面白いフレーズを使って怒ってくる方でした。「貧弱な顔をするな! 花(華)のある選手になれ!」と言われて。「バラのオーラが自分から出てると思ってやれ!」と。
私が卒業した後も「尾花って選手がおってな。あいつは暗かったけどバラのオーラでやるようになったんだ」と言ってるらしく(笑)。下の代の子からその話を聞きました。「尾花さんのこと、知ってます!」みたいな。じゃあ、もう自分から言ってみるか、と。おかげで「バラが似合っている」と言われるようにもなりました。
ーープレゼントでバラをもらうことも?
尾花:あります(笑) ローズの香りのハンドクリームとか。
ーーVに再挑戦という形になりますが。
尾花:自分も28歳になりましたけど、まだまだ夢を追いかけたくて。これまで怪我が多かったから満足いくようなプレーができていない…。手術やリハビリを繰り返してきて、やっと今、何事もなくできています。岐阜だったり、山形だったり、以前にお世話になった方たちにもちゃんと恩返しができるように頑張って笑顔でやろうという気持ちです。
撮影:堀江丈
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