2023-03-24 17:22 追加
JVA 指導と暴力の間に隠れた「未暴力」に目を向ける「暴力撤廃アクション」を始動。川合俊一会長「非常に大きなミッション。真正面から向き合う」
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日本バレーボール協会・川合俊一会長のコメント
日頃は日本バレーボール協会の活動にご理解・ご協力をいただき厚く御礼申し上げます。この度弊会は新たな「暴力撤廃アクション」に取り組むことを発表いたしました。会長に就任してから一年、様々な改革に取り組んでおりますが、暴力的指導の撤廃は非常に大きなミッションです。ここに改めて、日本バレーボール協会はこの問題に真正面から向き合うことを表明いたします。
スポーツの指導現場における暴力的行為は絶対に許されるものではありません。暴力的指導の撤廃については、今までも各世代の指導現場で様々な形で取り組み、弊会も指導者の教育や相談窓口の開設などを通じて対策を講じてまいりました。これからも私たちは暴力的指導に対しては厳しく対処していきますが、同時に、暴力的指導となる前の段階で防げたこともあるのではないか?という視点に注目したのが今回のアクションです。
指導する側、指導を受ける側、そしてその周辺にいる全ての関係者も、ともにバレーボールを愛し、ともに目標に向かって前進しようとするその過程で、指導中の行動や発言の誤りに互いに早い段階で気が付けば、よりよいバレーボール生活を送ることができるのではないでしょうか。一度立ち止まって自分や相手の気持ちを考えてみること、そして少しでも疑問に思ったら誰かに話してみること、シンプルなことではありますが、それが暴力的指導の撤廃においてとても大切なことなのではないかと考えています。
暴力的指導は状況や人間関係によってその発見が難しく、その対策に終わりはありません。この「暴力撤廃アクション」の開始を機に、指導現場でこの問題に取り組んでくださっている皆さまとともに、より一層真摯に「暴力」・「未暴力」と向き合っていく所存です。皆さまどうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
写真:中崎武志
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