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2023-03-26 09:13 追加

ファイナル3は群馬銀行が勝利。道下ひなの「意見もあったが全員バレーで結果を出したい」、齋藤真由美監督「白岩蘭奈には華がある。彼女の勝つ力を活かしたい」 V2女子

V女子

●齋藤真由美監督

一番重要な試合で結果が出せて正直ほっとしています。選手は非常に高い集中力を持って頑張ってくれました。
出だしは少し相手のサーブでリズムを崩されましたが、良い形でエヴァ選手が流れを掴んでくれたのではないかなと思います。

ーー今日のスタートメンバー(セッター古市彩音、オポジット小林知加、アウトサイドヒッター田中瑠奈、藤井寧々、ミドルブロッカー道下ひなの、清水愛)の狙いは?

齋藤:これまでの落としてきた試合を振り返りますと、ある程度、固定に近いような状況になってしまっていました。1から(見直して)全員バレーで臨もうということです。
セッターの古市選手は背が高いですし、左利きという強みを持っています。彼女のアグレッシブさはチームに勢いを与えてくれます。道下ひなの選手のとコンビで良い形ができたんじゃないかなと思います。

ーー相手のペースから試合の流れを切り替えることができたのは?

齋藤:白岩(蘭奈)選手が途中から入ることによって、雰囲気を変えることができました。彼女は華があるといいますか…勝ち切る力を持っていますし、あえて最初から使わないというのも(作戦の一つ)。
そのことを白岩選手も自覚してくれて「ピンチをチャンスに変える」高い集中力を持って頑張ってくれたと思います。彼女はブロックが課題でしたが、今日はブロックも良かったと思います。

ーー2月末のリーグ戦でルートインに1-3で敗れて、そこから3連敗。リーグ戦の最後に勝ち星がない中で迎えたファイナル3でした。精神的にも苦しい状況だったと思いますが。

齋藤:試合を重ねていけばいくほど見えない重圧がかかってきます。1戦1戦が大切になってくるとわかっているので、不安が大きくなり、ミスに繋がっていたと思います。
でも、「負けられない戦いを前に、自分たちを乗り越えなければ相手を乗り越えることができない」と言い続けてきました。
リーグ戦ではサーブで崩されてリズムが取れないパターンが多かったので、(ファイナル3までに)サーブとブロックの強化に力を入れてきました。今日はその効果があったと思います。
ですが、最後の1点をもぎ取るというところでは、やっぱりメンタルだと思います。情熱をもってアグレッシブに戦うことが必要だと思います。

ーー相手ミドルのアタック決定率を10%台に抑えましたね。

齋藤:(ミドルを使われないように)相手セッターが良いコンビを出せないところを狙ってティップをしたり、セットアップしにくいところへサーブを打ってみたり。コーチ陣のデータをもとに選手たち自身で工夫してやってくれました。

ーーファイナルに向けてひとこと。

齋藤:アランマーレさんにはたくさんの学びをいただきました。リーグ戦で悔しい思いをしているので、それをぶつけていきたいと思いますし、その先も見据えて全力で戦いたいと思います。

撮影 堀江丈

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