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2023-04-10 01:29 追加

アランマーレがV1昇格を果たす。最後は伊藤摩耶のサーブで決着。姫路、長岡の地で涙。岡山残留、群馬銀行4度目の挑戦は実らず V・チャレンジマッチ第2戦

V・チャレンジマッチ女子の結果

V1リーグ 女子 / V2/V3 女子

V・チャレンジマッチ(V1・V2女子入替戦)の第2戦が4月9日、シティホールプラザ アオーレ長岡(新潟県)にて開催された。

第2試合、プレステージ・インターナショナルアランマーレ(V2・1位)がヴィクトリーナ姫路(V1・12位)に3-0のストレート勝利。前日の結果と合わせてアランマーレのV1昇格が決定した。

「サーブから始まるトータルディフェンス」を合言葉にチーム戦術を練り上げてきたアランマーレ。最後は「冷静なミドル」伊藤摩耶の狙いすましたサーブが姫路のディフェンスを崩し、入替戦に幕が下ろされた。

決勝点となったサーブについて、伊藤摩耶は

「マッチポイントで自分にサーブの順番が回った。『来たな』と思った。このサーブは決まると思って狙いに行った」
と試合後記者会見で語った。

創部8年、V3相当のカテゴリーから出発し、V1昇格を果たした北原勉監督は
「(昇格について)今は言葉にするのは難しい。とにかくやった、やりきったの一言です。地元の方々と一緒に地元のチームを作るということに取り組んできた。その結果、多くの方々の応援を受けて試合ができた。そのことが一番」
と本拠地である酒田のファンに向けて感謝の言葉を贈った。

シーズンの中でミドルブロッカーとアウトサイドヒッター、両ポジションで奮闘した姫路・宮部藍梨は

「(試合においては)最初のセット、最初のタイムアウトまでの得点が重要だと思っているが、やっぱりスタートが良くなかった。今シーズンこの反省をずっとし続けている。欠点を認識していてもそれを改善できなかったのが敗因になったと思う」
とチームの抱える課題に対して厳しいまなざしを向けた。

第1試合は前日に引き続き、岡山シーガルズ(V1・11位)が群馬銀行グリーンウイングス(V2・2位)に勝利。岡山のV1残留が確定した。

前日に0-3のストレートで敗れた群馬銀行は本日の第2戦で第1セットを奪取。反撃の狼煙を上げたが、続く第2セットを25-11で落とし、この時点で昇格の可能性が消滅した。

群馬銀行・齋藤真由美監督は

「今シーズン、メンバーを固定せずに戦った。選手には『自分たちはたくさんの可能性を秘めているんだ』ということを知ってもらいたかった。それを伝えることは私にとってのチャレンジでもあった。真摯に向き合って努力をしてくれた選手たちに感謝している」
と述べた。

今季、外国籍選手として加入したハンタヴァ・エヴァンゲリアは

「私は本当にこのチームのことが好きです。このチームで私たちの目標を達成することができなかったのが非常に残念です。チームは若く、シーズン中にも成長があったと感じています。私が来シーズンここにいるかどうかはまだわかりませんが、このチームはいつかV1に上がれると思っています」
と涙した。

撮影 堀江丈

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