2023-04-22 23:29 追加
NECが東レをフルセットの末下し、6年ぶり7度目の優勝。皇后杯と2冠を達成。MVPに古賀紗理那、敢闘賞に石川真佑 V1女子
V1女子最終結果
SV女子
バレーボールV1女子は22日、国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)で今シーズンの日本一を決めるファイナル(決勝戦)を行い、NECレッドロケッツがフルセットの激闘を制して東レアローズを破り、V1女子12チームの頂点に輝いた。NECは昨年12月に開催された皇后杯でも優勝しており、合わせて2冠を達成した。
試合は頂上決戦にふさわしい、どちらが勝ってもおかしくない白熱した戦いとなった。第1セットは接戦となるもNECが25-23で先取。第2セットは勢いに乗ったNECが25-14と点差をつけて連取する。第3セットは競り合いとなるが、終盤、東レが石川真佑らの活躍で連続得点して抜け出し、25-20で取り返す。第4セットは一進一退の攻防となるが、最後はヤナ・クランがラリーを制して、東レが25-22で奪取し、フルセットに持ち込んだ。最終セットも最後までどちらが勝つかわからない大接戦に。終盤、12-12から2連続得点した東レが14-12とマッチポイントを掴むが、ここからサラ・ウィルハイトのフェイントと山内美咲のブロックでNECが同点にしてデュースとなる。そして、東レのミスでNECに15点目が入り、逆にNECのマッチポイントに。最後は再び山内がブロックを決めて、NECが大激闘を制した。
レギュラーラウンド1位で今年こそは優勝をという思いが強かった東レにとっては悔しい敗戦となった。一方のNECはレギュラーラウンド4位からファイナル4に進出し、ここまで勝ち上がった。対東レ戦はレギュラーラウンドでは1勝2敗で負け越し、ファイナル4ではストレートで敗れている。しかし、同じく東レと対戦した皇后杯決勝では3-1でNECが勝っており、この時同様、大一番での勝負強さを発揮する形となった。
試合終了後に発表となった個人賞は以下の通り。
優勝監督賞:金子隆行 NECレッドロケッツ 初受賞
最高殊勲選手賞:古賀紗理那 NECレッドロケッツ 6年ぶり2回目
敢闘賞:石川真佑 東レアローズ 初受賞
ベスト6:古賀紗理那 NECレッドロケッツ 2年ぶり3回目
石川真佑 東レアローズ 初受賞
カッティーノ, ダニエル トヨタ車体クインシーズ 初受賞
荒木彩花 久光スプリングス 初受賞
サンティアゴ, アライジャダフニ 埼玉上尾メディックス 初受賞
澤田由佳 NECレッドロケッツ 初受賞
ベストリベロ:西村弥菜美 久光スプリングス 初受賞
レシーブ賞:小島満菜美 NECレッドロケッツ 初受賞
最優秀新人賞:中島咲愛 久光スプリングス
優秀GM賞:則包雅巳 JTマーヴェラス 初受賞
フェアプレー賞:古谷ちなみ NECレッドロケッツ 初受賞
サンティアゴ,アライジャダフニ 埼玉上尾メディックス 2年連続2回目
青柳京古 埼玉上尾メディックス 初受賞
籾井あき JTマーヴェラス 初受賞
横田紗椰香 デンソーエアリービーズ 初受賞
入澤まい 日立Astemoリヴァーレ 初受賞
松平康隆賞:金子隆行 NECレッドロケッツ 初受賞
功労者表彰:永田將人 元・デンソーエアリービーズ 部長
写真:黒羽白
同じカテゴリの最近の記事
- 男子日本代表、大学生の甲斐優斗、高橋慶帆らが善戦もポーランドに1-3で惜敗。第4セットは37-39の大接戦に VNL [全日本代表 男子] / 2025.06.13
- 中国にストレート勝利し、白星発進。ティリ監督「明日のポーランド戦は天皇杯に挑む大学生の気持ちで」 VNL [全日本代表 男子] / 2025.06.11
- 日本バレーボール協会、女子帰化選手の手続き問題で記者会見。FIVBからのメール見落としやHPの確認を怠っていたことを認め謝罪 [Others] / 2025.06.11
- 男子日本代表 VNL第1週中国大会出場選手14人とリザーブ選手2人を発表。宮浦健人、大塚達宣、高橋慶帆ら [全日本代表 男子] / 2025.06.10
- デンソーエアリービーズの心臓、再び。中元南が現役復帰、元埼玉上尾・山崎のの花も加入 SV女子 [SV女子] / 2025.06.09
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.