バレーボールV1女子の久光スプリングスは14日、2023年度から同チームの新拠点となるサロンパスアリーナ（佐賀県鳥栖市）にてファン感謝祭を開催した。

　まず、2022-23シーズンを最後に現役引退を発表した石井優希選手と鳥栖市内の小学生がサロンパスアリーナの敷地内で「未来の自分」へ思いを書いたカードをタイムカプセルに入れて埋めるイベントを行った。タイムカプセルは10年後2033年に掘り起こすという。代表で小学2年生3人が石井選手と一緒にタイムカプセルを埋めた。

　自分のカードを読み上げた石井選手。「こんにちは、42歳の私。幸せな生活を送れていますか？　しっかりしたママになれていますか？　どうかお幸せに」と綴ったという。

　続いて、「出来立てほやほやサロンパスアリーナを見に来んね！ ～久光スプリングスファン感謝祭　2023～」と題したファン感謝祭を開催。選手たちは私服姿を披露。会場に訪れたファンも参加してゲームなどを楽しんだ。
　また、日本代表合宿に参加している長岡望悠選手からの「かけがえのない時間を存分に楽しんでいってください」と、ビデオメッセージが上映された。新人の北窓絢音選手とキャプテンの大竹里歩選手が挨拶を行った。

　最後に、現役を引退する6選手（石井優希、戸江真奈、井上美咲、今村優香、池谷優佳、白澤明香里）の引退セレモニーマッチが行われた。6選手のうち3選手ずつが入ったTOSU BLUE（今村、白澤、池谷） とSAGA BLUE（井上、石井、戸江）の2チームに分かれて試合を行い、会場に訪れたファンは6選手の現役選手として最後のプレーを心に焼き付けている様子だった。