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2023-06-08 18:20 追加

PFU・田原愛里 現役引退コメント「最後っていう実感がないけど、やり切れました。選手として一番上手い状態で終わりたいです」

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ーー引退を惜しむ声も多いですし、選手として刺激がある中での引退はもったいなく思います。どういう理由から引退を決意したのですか?

田原:去年リーグに入る前に右膝を怪我して、それが治ったと思ったらリーグ中に今度は左膝を怪我してしまって…。シーズン中に痛いところがありながらバレーボールをするというのが初めての経験でした。「これだけ長く現役をしていたら、そういうこともあるか」と思ってやっていたんですけど、それでもうまく気持ちと体がマッチしなくて。

年が明けてからはユニフォームも着れないくらいコンディション不良になって。3レグの中盤くらいからなんとか動けるくらいまでにはコンディションが戻ってきたので、リーグの最終戦ではスタメンで起用してもらいました。そこで試合に入った時に…多分これが最後だなって。

ーー明確に引退を決めていたわけではないけど、最終戦のコートに立ったことで…?

田原:最後に勝てたので自分の中ではやり切れたって。正直そう思いました。

ーーうーん、そうでしたか。

田原:この決断をした時には周りからすごく言われました。早いとか、もったいないとか。

ーー今から気が変わってもみんな歓迎しますよ。

田原:気が変わることはないかな(笑)。こういう状態の中でも自分の中でやり切れたと思えたので決断しました。

ーー黒鷲旗、最後にどういうことを成し遂げたい?

田原:私の取り柄は明るさだと思っています。そういうのをファンの皆さんに見てもらって、皆さんに元気を届けることができる機会もこの大会が最後です。試合に出ていても、出られていなくても、明るい気持ちで向き合って、私の元気な姿をファンの人に見てもらいたいです。
大会の最後まで残って…勝って終わりたいですね。勝ってみんなで喜んで終わりたいです。
それからバレーボール選手として、プレーヤーとして一番上手い状態で現役を終えたいので、この大会中も選手として成長できるように毎日頑張っていきたいですね。

撮影 堀江丈

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