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会見・コメント

2023-06-11 08:00 追加

フィリップ・ブラン監督「チームのできは良くサイドアウトが効率的に取れていた。関田誠大も攻撃のバリエーションを使っていた」会見コメント

ブルガリア戦コメント

全日本代表 男子

06月10日に日本ガイシホール(愛知県)で行われたバレーボールネーションズリーグ日本vsブルガリア戦後のフィリップ・ブラン監督の会見コメントをお届けする。

■フィリップ・ブラン監督
全体的にチームのできは良かったです。サイドアウトを効率的に取れていました。
セッターの関田(誠大)さんも攻撃のバリエーションを使っていました。
そして甲斐(優斗)がサーブでチームの流れを変えました。
試合前半では相手の指先を狙ったスパイクに苦しめられましたがサーブとブロックでそれを適応することができました。
3-0で勝利をしてプール2で首位に立てたことは非常に好ましいことだと思います。

――第1セットでS1(※)のローテーションで連続失点したときにワンポイントで西田(有志)選手と大塚(達宣)選手に交代したことと、第1、3セットの後半に石川(祐希)選手に交代して富田(将馬)選手を起用した件について。

ブラン:石川を交代させたのはレセプションが乱れてしまったためです。大塚に交代したのは彼はパスができレフト側の攻撃ができるからです。
富田さんはパスもディグも上手な選手ですので石川と交代しました。国際大会のシーズンは長いのでワンローテーションでも石川を休ませられるのは良いことです。

――3試合を通じてのミドルブロッカー陣の攻撃、守備を含めての評価は?
ブラン:ミドルブロッカー3人とも合宿でトライしていた打ち分けの練習を試合でも発揮できています。
山内(晶大)は攻撃のバリエーションがあります。(髙橋)健太郎は身体的に強くブロックが良い選手です。
(小野寺)太志はオフェンス、ディフェンスも良くブロックに成長がみられます。サイドアウトだけではなくブロックでも活躍ができます。

――甲斐選手が2日間活躍しているがリリーフサーバーとして起用している狙いは?
ブラン:背が高く力強いブロック、スパイクをするアウトサイドヒッターになることを願っていますが、忘れてならないのは彼はまだ若いことです。まだ国際経験が浅いので今季は経験を積ませることを考えています。
幸いなことに彼は良いサーブを持っているのでチームの1番目のオプションとして使うことができます。
将来的に成長に繋げればと思います。

――S2(セッターがフロントライト)スタートで小野寺選手からのサーブにした狙いは?
ブラン:小野寺というよりは関田のマッチアップの相手が誰かを考えて決めていました。
(アレクサンダー)ニコロフはパスは良くないのでサーブで彼を狙う意図を持っていました。(20本/61本ニコロフ選手がレセプション)関田のほうから攻撃をされていましたが彼は2回ワンタッチを取っています。

※S1(セッターがポジション1(バックライト)となるローテーション。この場合セッター対角のオポジット(西田選手)がフロントレフトからアタックをすることになる。トップレベルのチームが採用しているバックオーダーではオポジットがレフトから攻撃するローテーションはこの1回であり、このローテーションを苦手とするオポジットの選手もいる。
この対策としてS1でもオポジットがライトから攻撃するためにサーブ後にオポジットの選手がレフトから駆け込んでライトに回るなどがある。この試合では選手交代を伴うが1つの対策であるワンポイントでレフトからのアタックが得意な大塚選手を起用をした形。またレセプションに入るので(トップレベルの男子のチームではオポジットはレセプションをしない場合が多い)ビッグサーバーに対する場合、4人でレセプションをすることもできる。)


起用に応えレフトからの攻撃を決めた大塚選手

写真:黒羽白

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