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会見・コメント

2023-06-24 07:00 追加

髙橋藍「勝利は本当にすごいことだなと思います。でも、これがゴールではない」VNLブラジル戦後コメント

VNLブラジル戦コメント

全日本代表 男子

6月22日にオルレアン(フランス)で行われたバレーボールネーションズリーグ日本vsブラジル戦後の髙橋藍選手のコメントをお届けする。

■髙橋藍(アウトサイドヒッター)
この日のためというか、自分たちがブラジルに勝つためにやってきたというのもありますし、ブラジルはもちろん(本来主力の)レアル選手がいなかったりしたところはありました。でも、本当に今のこのブラジルにこうやって勝ったことは、すごく自分たちの自信に繋がりましたし、確実に日本のバレーボールがトップのチームと戦っていけるというところが今日は結果として出たので、また次に繋がっていく日本のいいステップになったんじゃないかなと思います。

ーブラジルに対しては公式戦30年ぶりの勝利ということですが、それを聞いていかがですか。

髙橋:いやぁ、本当にすごいことだなと思います。でも、これがゴールではないので、これをまた糧にしてさらにレベルアップしていかないといけない。本当に日本にとってすごくいい収穫になりましたし、課題も見えてきました。もちろん、自分自身もこの試合の中でまだまだ求めていかないといけないところがありました。最後のサーブであったり、大事な場面で1点を取り切るというところは常に求めていかないといけないなとまた改めて感じたので、本当に課題も見えた試合でした。でも、その中でも勝てたので、本当に自分たちのプレーを褒めたたえたいなと思いますね。

ーこの試合、多くの選手がそれぞれに苦しんだ時間帯があった中で、髙橋選手のプレーの安定感がとても光っている印象でした。この長いタフな試合の中でどのように集中力やプレーの質を維持していたのでしょうか。

髙橋:1、2セット目をいい展開で取れて、日本としてもすごくリズムが良かったんですけど、3セット目のところからまた雰囲気が変わったので…。もちろん相手のブラジルもそう甘くは取らせてくれないですし、そこは心の中でも準備はしていました。3、4セット目を取られても5セット目を取り切るというイメージがあった中でこういう展開になったので、自分自身は集中力を切らさずに今出せるプレーであったり、その時に何を自分が仕事としてやらないといけないのかというところがすごく重要だと思っていました。3セット目からも気持ちを切らさずに、少し集中力が欠けるも場面もありましたけど、でもチャンスを逃さないというところは常に意識として持っていたので、そういうところが安定感に繋がったんじゃないかなと思います。

ー相手のブラジルには来季イタリアリーグのモンツァで一緒にプレーすることになるセッターのフェルナンド選手がいましたが、彼の印象はいかがでしたか。

髙橋:上手いですね。フェルナンド選手やカナダのシュワーツ選手など、トップレベルの選手とイタリアシーズンでプレーできることは本当に自分も楽しみにしています。そこはまたシーズン始まってからの楽しみにしたいなと思いますけど、こうやって次一緒にやる選手と試合の中でもコミュニケーションを取っていく中で、切磋琢磨してやれるんだな、世界って広がるんだなというところは改めて感じました。まずは日本代表の方にしっかりと集中して、その後トップレベルの選手とまたできることを楽しみにして、自分もそこのレベルで常にやり続けるためにさらにここでレベルアップして、イタリアシーズンをまた迎えたいなっていうのがありますね。


取材:堤敏樹
写真:FIVB、堤敏樹

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