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会見・コメント

2023-06-26 12:40 追加

東日本インカレを制覇した日本体育大学・石倉沙姫主将「入学以来初めて筑波大に勝利し、みんなの笑顔を見ることができて最高です。元日本代表の木村沙織さんに憧れています」

東日本インカレ 優勝インタビュー

大学バレー 女子

 6月21日から24日まで開催されたバレーボールの第42回東日本大学選手権大会(東日本インカレ)。女子は日本体育大学の優勝で幕を閉じた。

 大会MVPに選出された日本体育大学・石倉沙姫(いしくらさき)主将(4年)は元気溢れるプレーでチームを活性化し、フルセットとなった筑波大との決勝戦では激闘を制する原動力として活躍した。
 石倉主将は京都橘高の出身で、現在日本代表で脚光を浴びている新戦力・和田由紀子選手(JTマーヴェラス)の高校時代のチームメイトでもある。

 試合後、石倉主将に話を聞いた。

■日本体育大学

●石倉沙姫主将

ーー優勝おめでとうございます。まず今の率直な感想は?

石倉:まだ実感が沸いていないというか。そういう感じではありますが、みんなの笑顔が見ることができて最高の気分です。

ーー今日の試合を振り返って、チームや自分のプレーはどのように感じている?

石倉:ここまで勝ち上がってこれたのは3年生以下の選手たちが頑張ってくれたおかげです。自分はその気持ちをしっかり汲んで、最後を決め切るという思いでやってきました。自分だけでは試合に勝てません。全員で取り切った試合だと思います。日体大らしい総力で戦うチームに仕上がったなと感じています。

ーー大会前半はセーブして試合に出ているようでした。今日も第5セットでベンチに退いて脚を気にされているようでしたが…?

石倉:春リーグに一回怪我をして、でもだいぶ良くなっています。リーグの後には教育実習にも行っていたので、それもあってコントロールしながらの出場でした。
そんな中でも試合では今、自分ができる最大限のパフォーマンスが出せたのではないかなと思います。

ーー東日本インカレはどういう大会で、ここで優勝したことにはどういう意味があると捉えていますか?

石倉:新チームが始まってから、春リーグ(関東1部)と東日本インカレと秋リーグと全日本インカレの4冠を取りに行こうと言っていました。春は思うような結果ではなかったんですけど、ここで東日本が獲れたので自分たちの自信につながると思っています。でも優勝したからと言って「優勝した、やったー」で終わるんじゃなくて、まだ改善点もあると思うので、また切り替えてしっかりとやっていきたいです。

ーー対戦した筑波大は日本代表の佐藤淑乃選手もいますし、春季関東大学女子1部リーグを全勝優勝した強豪です。筑波大という相手に関しては?

石倉:自分が入学してから筑波大学に1回も勝ったことがありませんでした。ライバルと思っていた相手に勝ち切れたというのは自分の中でもチームにとっても大きいです。本当によかったと思います。

ーーユニバ代表に選出されました。そこに向けてはどのような気持ちを持っていますか?

石倉:ユニバに行くということは世界と戦うことです。世界で戦ってレベルアップをしてそれをまたチームに還元できるようにやって行きたいなと思っています。

ーーユニバ代表は6月30日より開催されるV・サマーリーグ(西部)にも出場しますね。Vリーグのチームと試合をすることについては?

石倉:今後卒業して、もしVリーガーになれたとしても…Vはまた大学生とは全然違った雰囲気だったりすると思いますし、サマーリーグではその雰囲気の中で呑まれないようにしたいです。自分たちユニバ代表は即席のチームではあるんですけど、最大限のパフォーマンスを発揮して、全部の試合にしっかり勝ちに行きたいなと思います。

ーーあらためて教えてください。自身のプレーヤーとしての強みは?

石倉:自分はパワー系です(笑)。ディフェンスも得意にしているので、自分で拾って打ちに行くというところが強みかなと思っています。

ーー大学バレーを観に来てくれるファンへ。

石倉:昔は女子バレーの方が盛り上がっていた感じもありますが、今は男子バレーの方が勢いがあるというか、観客も入るようになってきています。
自分のプレーや日体大のプレーを見ていろんな人にいいなと思ってもらえる、応援されるチームを目指しています。バレーボールがもっと拡がっていったら良いなと思います。

ーーコ-トの中で元気一杯。チームの活性化にもなっていますし、見ている方も思わず引き込まれますね。

石倉:中学生の時「しんどい顔をするとそれがチームに伝染してしまうよ」と教えてもらって。そこからはしんどい時こそ笑顔で明るくできるようにやっていこうと。高校、大学とそれを続けてきました。
周りの選手が頑張っている中、自分が思うようにできなくても落ち込まずにまだできることはあると思っていて。
表情は常に出せますし、笑顔で周りをしっかり鼓舞する。大学に入ってキャプテンになってからはより一層それを頑張ろうと思っていました。
他の方からも今のようなお話を言っていただいたことがあって。気持ちが伝わっているのは嬉しいなと感じています。

ーー目標にしている選手は?

石倉:ずっと元日本代表の木村沙織選手(ロンドン五輪銅メダリスト。五輪4回出場)に憧れていて、プレー集を見たりとかしていました。

ーーもしかして似てるとか言われますか?

石倉:えーと…、何回かは言われたことがありますね(笑)

撮影 堀江丈

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