2023-07-23 03:20 追加
男子日本代表、世界ランキング1位のポーランドに1-3で敗れ、決勝進出を逃す。世界大会46年ぶりメダルを懸け、3位決定戦へ VNL準決勝
VNL男子準決勝の結果
全日本代表 男子
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2023 男子ファイナルラウンドは23日(現地時間22日)、ポーランドのグダニスクで準決勝が行われ、男子日本代表は開催国で世界ランキング1位のポーランドと対戦。第1セットを先取し、第2セットもデュースの接戦となったが、1-3(25-19、26-28、17-25、21-25)で惜しくも敗れた。
日本のスターティングメンバーは、小野寺太志、宮浦健人、山内晶大、関田誠大、髙橋藍、石川祐希(主将)、リベロ・山本智大。西田有志は練習中に傷めたところがあり、ベンチを外れた。一方のポーランドもクレク主将が最後までベンチで、出場がなかった。
第1セット、序盤の競り合いから髙橋藍のサービスエースで日本が抜けだし、11-9。宮浦、石川も決めて13-9とする。髙橋藍の2本目のサービスエースと小野寺のブロックで15-9と日本がリードを広げる。ここでポーランドはポイントゲッターのレオンを投入。レオンのスパイクなどで16-12と点差を詰められるが、セット後半は石川の攻撃が効果的に決まり、21-15。最後は宮浦が2本連続スパイクを決め、完全アウェーの中、25-19でセットを先取した。
第2セット、レオンをスタートから起用したポーランドがリードし、5-10。その後もポーランドのリードで11-15とするが、ここから石川のスパイクとサービスエース、宮浦のバックアタックで日本が3連続得点し、14-15。髙橋藍のブロックで18-18と同点に追いつく。ここからは一進一退の攻防となり、リリーフサーバーで入った西山大翔がデビュー戦でいきなりサービスエースをとり、21-21。石川のバックアタックでデュースに持ち込む。しかし、最後はポーランドが3連続得点し、26-28で惜しくもセットを落とした。
第3セットは勢いに乗ったポーランドが主導権を握り、ミドルブロッカーも機能し始め、4-10と点差を離される。日本はなかなか攻撃を決められず、髙橋健太郎、西山を投入。セッターも永露元稀に交代する。石川の2連続サービスエースで13-20。髙橋藍、小野寺も奮闘するが、ポーランドの勢いを止められず、17-25でセットを落とした。
第4セット、後がない日本はスタートから髙橋健太郎を起用。序盤は一進一退の攻防となり、宮浦、石川の攻撃で2連続得点した日本が6-4と一度はリードするが、その後シリフカのサーブブレイクでポーランドに5連続得点され、7-10と逆転される。石川のサービスエースなどで14-15とするが、セット後半もシリフカのサーブで崩され、15-19。日本は西山、永露を投入し、2枚替えする。西山の攻撃で18-20とし、終盤も粘りを見せるが21-25でセットを落とし、1-3で敗れた。
この試合の結果、日本は3位決定戦に回ることが決まり、日本時間24日未明(現地時間23日)にアメリカ対イタリアの敗者と対戦する。3位決定戦に勝利すれば、46年ぶりの世界大会メダル獲得となる。
写真:FIVB(写真は予選ラウンドより)
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