2023-08-05 08:37 追加
全日本学生選抜・熊谷仁依奈(U19代表主将)「自信があるのは強気のトス。たくさんの方に試合を見てもらいたい」、飯山エミリ「得意なプレーはライト並行。ユニバ代表はやっぱり上手いですね」
サマーリーグ 学生選抜コメント
Others / 大学バレー 女子
7月7日~9日に松本市総合体育館(長野県)にて開催されたバレーボール2023 V・サマーリーグ東部大会の選手コメントをお届けする。
全日本学生選抜から熊谷仁依奈選手(筑波大学)、飯山エミリ選手(東海大学)に話を聞いた。2人ともまだ大学1年生、今後の大学バレーをけん引する存在になるであろう。
なお、熊谷仁依奈選手は現在クロアチア・ハンガリーで開催中の「第18回世界U19女子選手権大会」の主将も務めている。
世界を相手に奮闘中の熊谷選手。アンダーカテゴリーでの活躍にも期待したい。
■全日本学生選抜
●熊谷仁依奈選手(セッター・筑波大学)
*取材日7月8日(大会2日目)
ーーまずは試合(埼玉上尾戦)を振り返っての感想を。
熊谷:第1試合でルートインさんに負けて、優勝決定戦進出に後がない状態でした。
大事な試合に「スタメンで行くぞ」と言われて私自身、期待に答えたいと思いましたし、チームも一丸となって戦えたと思います。我慢するところもたくさんあったのですが良い試合だったと思います。
ーー学生選抜はこの大会での目標をどこに置いていますか?
熊谷:目標は優勝ですが、自チームのように何か月もかけてコンビを合わせてるわけではありません。大会の2日前くらいから集合して練習をやっています。
まずはお互いの良いところを出し合えるようにコミュニケーションを取ること、盛り上げるところを盛り上げることに力を置いています。
Vリーガーの皆さんと試合ができますし、成長できるチャンスなので、明日もしっかり戦いたいと思います。
ーー急増チームなので特にセッターは大変ですよね。トスではどんなことを心がけている?
熊谷:各チームから選手が来ていますので、スパイカーもまだ自分のトスを把握できないと思います。
「この人はこういうトスが好きなんだな」とか、「打点が高いから少し高めに上げよう」とか、自分からスパイカーの特徴をしっかり見てトスを上げるように心がけています。
ーー普段は大学リーグで対戦しているから特徴を知ってる?
熊谷:この選手はこういうリズムが好きなんだろうなと思っていても合わせてみると実はそうじゃなかったとか、そういうこともありますね。
ですので、試合の中でさらにコンビの精度を上げるように頑張っています。
ーー埼玉上尾に勝利しました。勝因は?
熊谷:私たちは(プレッシャーがないので)楽しみながら試合ができますし、縮こまらないで大きなプレーができていました。それが選手の良いところを引き出したのかなと感じました。
ーーVリーガーと大学生の違いはどこに感じた?
熊谷:Vリーガーはやっぱり戦略をしっかり立てているなと感じました。もちろん個々の能力も高いですが、選手一人ひとりが組織を理解しています。
1本決められても次はそこに対応してくる。ブロックも高い、レシーブも繋がる、競っている場面でもサーブで攻めてきます。
やっぱりVリーガーは違うなって。自分もそういうレベルを目標にやっていかなければと思いました。
ーーユニバ代表に対してはどう思っている?
熊谷:自分たちは学生選抜ですが、ユニバ代表は「代表」を背負っています。責任感とか自覚とかいろいろある中でも素晴らしいプレーができる。精神面でも強い選手の集まりなんだな、と。
もっと精神面でも強くなっていかなければと感じました。
ーー自身、セッターとしての強みは?
熊谷:どんな時も強気でトスを上げるところです。
ーートス以外で自信のあるプレーは? 例えばレシーブは?
熊谷:ディフェンスはあまり得意ではないんです。 でも、これからのことを考えればディフェンスが誰よりも上手い、リベロ並みに拾えるということがセッターとしても大事になってくると思っています。そこは本当にずっと課題にしているところです。
ーー憧れの存在は?
熊谷:竹下佳江さんです。
ーー大学バレーを応援してくれるファンに向けて。
熊谷:たくさんの方に試合を見てもらえると思えば辛いことも頑張れます。練習でやってきたことに対して拍手とか「おー」とか、そういう声が聞こえるとすごく嬉しい気持ちになります。
自分もテレビなどで日本代表を見て、憧れてバレーボールを始めました。今の子どもたちにそういう気持ちになってもらえるように、もっと勇気とか感動を届けられるようにしたいです。
これからも応援をよろしくお願いします。
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