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2023-08-16 12:46 追加

群馬銀行・安福若菜「日葵(ひびき)さんは憧れの存在。負けたくないですね」、埼玉上尾・鈴木日葵「ポジションを奪いに行く気持ちで。若菜の目標になれるように頑張りたい」

安福若菜選手、鈴木日葵選手コメント

SV女子 / V女子

バレーボールV・サマーリーグ東部大会から群馬銀行・安福若菜選手、蓮田市パルシーで開催されたインビテーションマッチから埼玉上尾メディックス・鈴木日葵選手のコメントをお届けする。

両選手は市立船橋高校の出身。鈴木選手が安福選手の2年先輩にあたる。
両名とも高校卒業後は群馬銀行グリーンウイングスに入団。安福選手のルーキーイヤーである2018-19シーズンから、鈴木選手が埼玉上尾メディックスに移籍する2020-21シーズンまで3シーズンに渡り、群馬銀行のミドルブロッカーとして対角を組んだ。

昨季は2人にとって苦しいシーズンとなった。
安福選手は怪我でリーグ戦を欠場。
高いポテンシャルを持つ鈴木選手も選手層の厚さからリーグ戦の出場機会を得られていない。

復調を心に期す両選手が今年7月のサマーリーグ東部大会でネットを挟んで対峙した。
対戦時の心境も踏まえ、両選手に話を聞いた。

■群馬銀行グリーンウイングス

●安福若菜選手(ミドルブロッカー)

*取材日7月9日

ーー昨シーズンは怪我でなかなかコートに立つことができませんでしたが、サマーリーグ3日間を振り返っての感触は?

安福:初戦は「めっちゃ緊張」していて。今、6年目なんですけど、それでも公式戦の緊張感がありましたね。
プレーを重ねるたびに試合感も戻ってきて、2日目にはだいぶ安定してきました。チームも苦しい戦いを勝ちきることができましたが、今日の埼玉上尾戦は「V1が相手」という自分たちの勝手な緊張感で押されてしまいました。
第1セットは硬さが出て何もできない状態。コーチ陣からの「攻めるしかない」という声で第2セットは自分たちから仕掛けていきました。点差は縮めたのですけれども、それでも勝ちきることはできなかった。これからの課題かなと思います。

ーー大会通じてほぼスタメンでしたね。

安福:初日のNEC戦は途中からの出場になりましたが、それ以外はスタメンでやらせていただきました。

ーープレーの手応えは?

安福:個人の手応えとしてはまだまだでした。群銀はミドルを中心にしたプレースタイルです。自分の課題でもある「大事なところで決めきる」ことをもっと練習していかなければと思いました。

ーー高校の先輩でもあり、群馬銀行で対角を組んでいた鈴木日葵選手とネットを挟んで対戦しました。

安福:日葵さんは憧れの存在です。V1でも通用するすごい選手と戦えてとてもありがたいです。自分のちょうど目の前にポジションしていましたし、ちょっとやりづらいところはありましたけど(笑)、負けたくない気持ちがありました。
でも、やっぱり日葵さんの方がまだまだ上だなって感じました。負けられないなって思いました。

ーー対峙した時に目線が来たりも?

安福:公式練習では双方が向かい合ってブロックに跳びましたが、私が跳んでいるときに日葵さんが目の前に来てニタニタしてました(笑)

ーーサマーリーグでチームが掲げていた目標は?

安福:まずチャレンジ、私たちはどんなことにもチャレンジするチームです。この大会でもルウさん(栗栖留生選手・リベロ)がセッターをやったり、アイリ(目黒愛梨選手・ミドルブロッカー)がリベロをやったりして。
「できない」って言葉はなし、まずチャレンジしよう。そう心がけています。
そしてチャレンジで満足して終わるんじゃなくて、その中でしっかり精度を高めていくことが大事だなって思っています。今シーズンはV2で戦いますけれども、その先はわからないですし、もっと頑張ってレベルを上げていかないと。

ーーリベロが本職の栗栖選手がセッターに挑戦しました。ミドルはセッターとのコンビが命ですが、合わせてみてトスをどう感じた?

安福:強気のトスですね。私はとても打ちやすいと感じました。「打って」という気持ちが伝わってくる。私にはとても心強いです。

ーー栗栖選手のセッター起用には本当にびっくりしましたが、まさに群馬銀行の全員バレーを体現していますね。齋藤真由美監督をはじめとしてチームが掲げる「全員バレー」についてはどのように捉えている?

安福:私がこうしてコートに立たせてもらっているのも全員バレーだからこそです。スタッフ陣、すべての人に感謝しています。
メンバーがぐるぐる変わるので、「このトスは誰がどこに上げる?」とかそういった難しさもありますが、去年に比べて全員バレーの精度は上がっていると思っています。

ーーVリーグ開幕までにどういうところを強化していきたい?

安福:私たちは攻撃をメインに置いているチームですし、その中でブロックも攻撃だと思っています。V1にも通用する攻撃力を持てるように全員バレーで頑張っていきたいなと思っています。

ーー個人としては?

安福:ミドルですのでクイックだったり、ワンレグの攻撃ですね。チームの中でも身長が大きい方なので、ブロックにも力を入れていきたいです。

ーーファンに向けて。

安福:SNSでメッセージをいただいたり…。群銀ファン、いえ、すべてのバレーファンのみなさんから応援してくださる気持ちがすごく伝わってきます。チームには「#群銀推し」というハッシュタグもあります。私たちのプレーをみなさんに楽しんでもらえるように頑張っていきたいなと思います。

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