2023-09-19 00:53 追加
井上愛里沙「劣勢の場面や終盤に決めてくれると思ってもらえる選手になりたい」パリ五輪予選/W杯 アルゼンチン戦コメント
パリ五輪予選/W杯 アルゼンチン戦 井上愛里沙コメント
全日本代表 女子
9月17日に国立代々木競技場第一体育館で行われたバレーボールのパリ五輪予選/ワールドカップ2023第2戦・アルゼンチン戦、井上愛里沙選手の試合後のコメントをお届けする。
――大会が始まって2試合スタメンで出ていますが、手応えは?
井上:昨日に関しては、日本開催で私自身も緊張するのかなって思ったんですけど、会場に入った瞬間にたくさんの観客の方々を見て、本当に心強いなと思って試合に入れました。試合の入りもすごく良かった。昨日の初戦の入り方が今日の試合とか、今後に影響してくると思っていたので、まずはこの2戦、ストレートでしっかり勝ち切れてよかったです。
――今日の試合、第3セットは競り合う展開になりましたが、プレーしていて感じたことは?
井上:やっぱりちょっとバタバタしてたのが3セット目で、何が悪いとかっていうのじゃないですけど。少し相手のディフェンスもよくなってきて、今まで決まっていたボールが決まらなくなってきたところから、こっちのリズムが少しずつペースが速くなり、バタバタしてる展開が続いて、なかなかブレイクすることができなかったので、そこに関しては反省点でもあります。今日はブロックの面でずっと同じことをやられてしまったので、そこの対応を(今後の試合で)していきたいなと思います。
――VNLでは昨年に比べ苦しんでいる印象でしたが、サーブレシーブから外れて、攻撃に専念することで調子を上げていったのでしょうか?
井上:サーブレシーブをすることが苦なわけではないのですが、外してもらって、よりオフェンスに集中できるので、より得点を取らないとっていう気持ちにもなりますし、私が決めていくことでチームも勢いに乗ると思うので、そこはすごく、サーブレシーブが外れてからは意識するようになったところです。
――攻撃面で工夫した部分は?
井上:私がフロントの時は特にセッターが前衛に行って、そこがすごくウィークになるというところと、相手のオポジットの選手が比較的ウィークディガーだったので、この選手がどこにいるかを見るようにしてて、ウィークの部分から攻めることも徹底していました。
――6割を超える決定率でしたが…?
井上:今日は相手のミドルがすごく高くて、ミドルに仕事をさせないということがひとつあったので、そこを避けていたわけではないですが、むやみに当てに行かずに、しっかり揺さぶっていこうと自分の中で決めてやっていました。その相手のミドルの選手は、フランスで対戦していた相手なので、特徴なども他の選手よりは、多分わかっていたので…。もちろん他の選手に言ったりもしてたんですけど、そこをうまく利用して得点することができたかなと思います。
――古賀紗理那主将が徹底マークされ、なかなか決めることができないという状況でしたが、ご自身の役割をどのように考えていましたか?
井上:特に紗理那が打つときに、空いてるコースをコールとか、コートの中で伝えるとか。そして、私が前衛に回った時になるべくブレイクして、紗理那の負担を減らすということと、あとはバックアタック。今日は少なかったんですけど、いつもだったらバックアタックでも自分が点数に絡んでいくという意識でやっています。
――この状態で勝てたことは、チームの成長を感じますか?
井上:そうですね。今はほんとに誰が出ても勝つっていうチームをこの1か月間作ってきているので、紗理那だけのチームじゃなくて、本当に一人ひとりが点数を取るっていう意識で全員がやっているので、セッターを助けるということもそうですし、スパイカー一人ひとりの引き出しも増えているかなと感じます。
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