2023-09-19 00:53 追加
井上愛里沙「劣勢の場面や終盤に決めてくれると思ってもらえる選手になりたい」パリ五輪予選/W杯 アルゼンチン戦コメント
全日本代表 女子
――今のチームについて、どういうふうに考えていますか?
井上:林(琴奈)選手に関しては、ディフェンスの部分ですごくチームを救ってくれてるので、林選手と一緒に入るときは特に、私が点数を取るっていう気持ちでやってますし、 和田(由紀子)選手も攻撃力がすごくある選手なので、和田選手がコートにいるときは、私もディフェンスもしっかり頑張って、点数にも絡んでいくということも意識しています。昨日の試合はライトゾーンからの決定がすごく多くて、サイド陣も私たちも助かっていたので、そこの助け合いだと思いますし、こうやって連戦で試合が続く中で、どのチームも対策してくると思うので、そこの引き出し、誰かが調子悪い日というのは絶対あると思うので、そこを全員でカバーする気持ちを忘れずにやっていきたいなと思います。
――去年はすごく調子良くて、今年の最初は相手に研究されてるなという感じのところがありましたけど、その辺りはどうやって乗り越えてきましたか?
井上:とにかく練習量というところで、まずひとつは、セッターとどれだけコミュニケーションをとってコンビを合わせていくかというところと、どういう時にどういうトスが欲しいか、どういう時に私に上げてほしくて、どういうトスが欲しいかっていうところまで、しっかり詰めて練習してきてたので、そこに関してのセッターとの信頼関係っていうのは、関(菜々巳)だけではなく、松井(珠己)との信頼関係も高まってきてるなと感じています。
――関さんのトスワークも非常に良くて、レフトだけじゃなくて、オポジットもミドルもうまく使っていますが、その中で改めて井上選手はどういうところで力を発揮したいと感じていますか?
井上:私は点数を取ることが仕事なので、そこに関してはいちばん信頼してもらえるようになりたいです。どんな時でも、劣勢な場面でも終盤でも、私に上げたら決めてくれると思ってもらえるような存在になりたいですし、特にチームが苦しい時とか、他の選手の調子が悪い時にしっかり点数を取るのが私の仕事だと思っています。
――このチームはサーブを武器にしていて、そこからのブロックディフェンスも重要だと思いますが、そういったトータルのディフェンス面について感じていることがあれば教えてください。
井上:この2戦で、まだサーブの面で、全体的に体育館の感覚が掴みきれていない部分もあり、サーブのミスも目立つんですけど、その分効果もあるサーブを持っているので、試合をやりながらを掴んでいくっていうところですね。あとはディフェンス。ブロックディフェンスに関しては、サーブで崩してハイボールにした時の約束事がまだ曖昧なところもあるので、ここはブロックで閉める、ここはディフェンスでという関係性をもう少しはっきりしていきたいなと思います。
――少し余談なんですけど、髪色について。一時期、独特な感じの染め方をされていて、井上選手のファンからも「カッコいい」と評判がよかったと思うのですが、今は元に戻したのでしょうか?
井上:髪の毛も夏休みしていたので(笑) 今もちょっと赤いけど、あまり目立たないみたいですね。
――1日置いて、ランキング順なので当然ですけど、もっと強い相手と当たりますが、意気込みをお願いします。
井上:昨日今日と2連勝してますけど、さらに勢いをつけて、会場の声援も借りながら、もっともっと熱いパフォーマンスもできると思いますし、私たちのオフェンスの引き出しもまだまだあるので、そこをもっと見せていけたらいいなと思います。
写真:堀江丈
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