2023-09-23 21:58 追加
全勝対決はトルコに軍配。日本は残り1枚の五輪切符を懸け、明日ブラジルと対戦 パリ五輪予選/W杯
パリ五輪予選/W杯 トルコ戦の結果
全日本代表 女子
バレーボールのFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023女子大会は、23日、国立代々木競技場第一体育館(東京都)にて第6戦のトルコ戦を行い、日本は1-3で敗れ、今大会初黒星を喫した。この試合に3-1以上で勝てば五輪切符獲得だったが、24日(最終日)のブラジルとの直接対決に持ち越された。
日本のスターティングメンバーは、林琴奈、古賀紗理那(主将)、関菜々巳、井上愛里沙、山田二千華、渡邊彩、リベロ・福留慧美。ブルガリア戦、ベルギー戦と同じメンバーとなった。なお、リベロは西村弥菜美が併用された。
全勝同士の対決となった1戦。第1セットは、立ち上がりから古賀が1枚でバルガスを止めて好調な滑り出しを切る。渡邊がカラクルトを止めて7-4。その後も関のトス回しが冴え、山田、林らの攻撃が効果的に決まる。トルコのミスにも助けられ、21-13とするが、終盤はトルコに連続得点され、24-22と追い上げられる。しかし、最後は林が決めて25-22でセットを先取した。
第2セット、日本がリードするも5-5と追いつかれ、その後は競り合いとなる。井上のバックアタックなどで13-10と日本が連続得点で抜けだすが、トルコも追い上げて15-14。日本は関の2連続サービスエースなどで19-15とする。相手のミスで日本が先に20点目に達し、20-15とするが、終盤はトルコがバラドゥンなどの活躍で6連続得点し、22-25。逆転でこの大会初めてセットを落とす。
第3セットも一進一退の攻防となるが、7-9と相手が抜け出しかけたところで日本がタイムアウト。その後もトルコの勢いは止まらず、8-13の場面で2度目のタイムアウト。トルコはそれまで精彩を欠いていたバルガスが息を吹き返したように活躍する。突破口を開きたい日本は和田由紀子、石川真佑、宮部藍梨を投入。石川の3連続得点と宮部のブロックで15-17と追い上げる。関のブロックで21-21と同点に追いつき、石川がバルガスを止めて24-22とセットポイントを握る。しかし、和田がアタックラインを踏み越してデュースとなり、最後は日本のダブルコンタクトで24-26でセットを落とした。ここで2セットを失ったことで、日本のこの試合での五輪出場権獲得はなくなった。
第4セット、石川、宮部、和田を入れてスタートするが、序盤、和田の攻撃が決まらなくなり、林をコートに戻す。2-5の場面で日本はセッターを代え、松井珠己を投入。しかし、トルコの勢いを止められず、9-20と点差を離される。終盤、日本は渡邊のブロックなどで粘るが、最後までトルコのペースで試合が進行し、12-25と点差を離されたまま試合終了。セットカウント1-3で敗戦となった。
この試合の結果、トルコは五輪出場権を獲得。日本は残り1枚の切符を懸け、24日(大会最終日)に強豪・ブラジルと対戦する。
写真:黒羽白、坂本清
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