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2023-09-30 23:32 追加

男子日本代表、フルセットの末フィンランドを下し、初戦突破。髙橋藍が23得点。ブラン監督「カメラのアクシデントは両チームにあったので言い訳にならない」 パリ五輪予選/W杯

パリ五輪予選/W杯 フィンランド戦の結果

全日本代表 男子

バレーボールのFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023男子大会は、30日、国立代々木競技場第一体育館(東京都)にて日本は初戦のフィンランド戦を行い、フルセットの末、勝利した。

日本チームのスターティングメンバーは、石川祐希(主将)、西田有志、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、髙橋藍、リベロ・山本智大。

第1セット、石川の連続得点でスタート。序盤は競り合いとなるが、山内のサーブブレイクで抜け出し、髙橋藍、西田も決めて9-6。山内のクイック、小野寺のサービスエースなどで12-7とするが、フィンランドが3連続得点で追い上げ、12-10となったところで日本がタイムアウトをとる。セット後半は髙橋藍の1枚ブロックや石川の連続サービスエースで日本が突き放し、17-12。終盤は小野寺のクイック、西田のサービスエースで21-14とし、2枚替えで入った宮浦健人のスパイクでセットポイント。最後も宮浦が決めて、25-17で日本がセットを先取した。

第2セット、山内、西田、髙橋藍の活躍で日本が9-5とリード。その後も日本がリードを保ち、山内がサーブで崩して17-9と点差を離したところでフィンランドがタイムアウト。終盤は西田の連続サービスエースで21-10。相手の連続ミスでセットポイントを握り、24-12。フィンランドもこの後粘りを見せるが、最後はアウトになり、日本が25-15でセットを連取した。

第3セット、相手にリードを奪われ、7-9で日本がタイムアウト。山内の活躍で11-11と同点に。その後、再び14-16と相手にリードを許す。ここで、天井に吊されたカメラのワイヤーが不具合を起こし、試合が中断するトラブルが発生。試合再開後は一進一退の攻防に。19-19の場面でフィンランドがタイムアウト。石川が相手を1枚で止めて先に20点に乗せるが、相手も粘り、22-22。一度はマッチポイントを握るもデュースにもつれ込み、最後は石川のスパイクがアウトになり、25-27でセットを落とした。

第4セット、競り合いからフィンランドが抜けだし、10-13とリードを奪われる。髙橋藍、宮浦の活躍で追い上げるが、フィンランドの勢いは止められず、15-20と点差を離される。終盤はフィンランドの3連続得点でセットポイントを握られ、最後はリリーフサーバーで入った甲斐優斗のサーブがネットにかかり、19-25でセットを失って、試合はフルセットに。

第5セット、後がない日本は宮浦をスタートから起用。その宮浦が得点し、小野寺のサービスエースで日本がリード。その後も石川のバックアタックで6-4とリードを保つ、宮浦がサーブで崩し、8-5でコートチェンジ。宮浦のバックアタックと髙橋藍のサービスエースで10-6とする。その後、10-9と追い上げられ、日本がタイムアウト。タイム明けに相手のサービスエースで10-10の同点に追いつかれる。石川のスパイクがアウトになったところで大塚達宣を投入。終盤、西田のバックアタックで14-12でマッチポイントを握ると、最後は髙橋藍が決めて、日本が初戦勝利を飾った。

日本の最多得点は髙橋藍の23得点(スパイク19、サーブ・ブロック各2)、次いで西田有志の16得点(スパイク10、ブロック1、サーブ5)だった。13得点の石川祐希主将は試合後のコートインタビューで「ミスが多かった」と反省点を語った。

試合後ブラン監督は「カメラのアクシデントは両チームに起こったことで言い訳にならない。最後石川がサーブレシーブを崩されてリードから追いつかれたが、かわりに入った大塚達宣がきちんと仕事をして流れを変えてくれた」と語った。

次戦はエジプトと対戦する。

写真:黒羽白

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