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2023-10-08 22:48 追加

男子日本代表、アメリカにフルセットで敗れるも善戦で大会を終える。宮浦健人27得点。石川祐希主将「B代表も含めての日本代表だと思っている」 パリ五輪予選/W杯

パリ五輪予選/W杯 アメリカ戦の結果

全日本代表 男子

バレーボールのFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023男子大会は8日、国立代々木競技場第一体育館(東京都)にて第7戦(最終戦)の試合を行い、日本はアメリカと対戦。ともに前日の試合でパリ五輪出場権を獲得したチーム同士の対戦となった。

日本チームのスターティングメンバーは、宮浦健人、大塚達宣、山内晶大、富田将馬、エバデダン・ラリー、山本龍、リベロ・小川智大。髙橋健太郎がケガのため、帯同していたエバデダン・ラリーが14人に登録され、スタメンとなった。

第1セット、エバデダンのブロックからスタートし、宮浦も活躍して日本が先行するが、10-11と逆転され、日本がタイムアウト。宮浦のバックアタックで同点に追いつくが、すぐにアメリカに点差を離され、12-16で日本は2回目のタイムアウトをとり、タイムアウトを使い果たす。その後、高校時代に洛南高で日本一を経験した大塚・山本龍の同級生コンビが機能。富田も大会初得点するが、終盤はアメリカがクリステンソンの華麗なトス回しで試合巧者ぶりを発揮。日本はリリーフサーバーに髙橋藍、石川祐希主将を送り込むが、最後はアメリカの攻撃で19-25でセットを落とした。

第2セット、アメリカに先行されるが、日本も小川を中心としたディフェンスで食らいつく。見ごたえのあるラリーが続く好ゲームとなり、17-17と同点に追いついたところで石川を投入。富田の攻撃と宮浦のサービスエースで日本がリードする。関田誠大もコートに入り、石川の連続得点で21-18。関田のトスでラリーがクイックを決め、23-20。アメリカも粘るが、最後は大塚の攻撃とサービスエースの連続得点で25-22とセットを取り返した。

第3セット、富田が攻撃とブロックで活躍。競り合いとなるが、大塚が攻守で活躍し、11-9と日本が抜け出す。その後も宮浦、大塚らの活躍で19-13と日本がリードする。宮浦のサービスエースで23-18。終盤は石川、関田、髙橋藍を投入し、髙橋藍のフェイクセットから富田が決めて、セットポイント。最後は山内のブロックで25-19で日本が連取した。

第4セット、小川の守備が光り、ラリーが続くもなかなか制することができず、5-9と相手にリードを許す。中盤、宮浦の2連続サービスエースなどで日本が逆転。甲斐優斗の今大会初のサーブポイントで17-15。宮浦の連続得点で日本が先に20点に乗せるが、ここからアメリカが5連続得点し、逆転される。終盤は髙橋藍と石川を投入するが、23-25で惜しくもセットを落とした。

第5セット前半、立ち上がりは互角に戦うも、アメリカに連続得点で逆転され、5-8でコートチェンジ。セット後半宮浦、甲斐の活躍で12-13まで追いつくも、最後はアメリカが2連続得点し、12-15。フルセットで惜しくも敗れた。宮浦27得点、大塚17得点、富田14得点と今大会、出場機会の少なかった選手たちが強豪アメリカに対して健闘した。

アメリカは全勝、日本は5勝2敗で大会を終えた。石川主将はコートインタビューで「ここにいる15人だけでなく、B代表も含めての日本代表だと思っている。応援してくれた皆さんと一緒に出場権が獲得できた」と感謝の言葉を述べた。

写真:坂本清

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