2023-12-09 07:46 追加
岡山・山城愛心「自分たちの流れならどの相手にも通用する。KUROBE戦はめちゃめちゃ緊張しました」、KUROBE・高橋愛未「守備でも攻撃でも軸になる」 Ⅴ1女子
SV女子
■KUROBEアクアフェアリーズ
●安田美南選手(セッター)
今回の試合は順位が近い相手との戦いでした。
そこに捉われるつもりはなかったのですが、頭の中で「絶対に勝たなきゃいけない」という思いはあったと思います。
シーガルズさんは粘りのチーム。そう簡単には決まらないと自分たちでもわかっていたのですが、やっぱり「決まらない」ことが焦りに繋がってしまったと思います。特に落としたセットはあっという間に終わってしまいました。
3‐1とか3‐0で勝たなければいけない試合を落としてしまったり、今日もそうなのですが、マッチポイントを取ってから切り返されて逆転で負けてしまう…。
後半に追いつかれてしまうのが自分たちの弱さです。これから皇后杯や、リーグの後半戦もあります。自分たちの弱点を明確にして、それを修正して次の試合に挑んでいきたいです。
●高橋愛未選手(アウトサイドヒッター)
今シーズンはフルセットが多いのですが、毎回同じパターンで負けていると感じています。
まずはサーブレシーブをしっかり返してコンビを作ることを重視していましたが、大事なところでパスミスが出たり、コンビミスが出たりする場面が今回もありました。そこが自分たちの修正しきれてない部分だと思っています。
ーー安田選手に。途中、佐伯亜魅加選手が再びコートに入ったところで流れが変わったようにも思えました。
安田:佐伯選手は日本代表にも選ばれています。打力のある選手でコートに入れば流れを変えてくるような素晴らしい選手です。
ミーティングでもそこをしっかり抑えようという話は出ていましたが、後半、詰めが甘くて相手に力を出されてしまいました。
ーー今シーズンの自分の目標、セッターとしてやりたいことは? 今は佐藤彩乃キャプテンとお互いの良い部分を発揮してチームを作っていますね。
安田:アクアに弱いスパイカーはいないと思っています。その中でスパイカー陣にまだ思うように決めさせることができていない。セッターとして自分の技量が足りない部分だと思っています。
少し迷いが出てしまうのが今の自分の悪いところなのかなと思っています。
バレーはセッターが起点になるので、迷いがあるとそれがチームに浸透してしまいます。
チームとの柱というか、チームに欠かせないセッターとして、今シーズンは22試合という短いシーズンではあるのですが、最終的には安田がいて良かったよねと言われるように頑張りたいと思っています。
ーー高橋選手に。サーブレシーブの軸として貢献しながら高い決定率もマークしました。今日は個人のプレーとしては手ごたえもあったのではないかと思います。
高橋:自分自身、今日はスパイクが当たってると分かっていました。
ですので、ラリー中に多くトスを呼んだり、積極的に自分がポイントを取りに行こうと動いていました。
でも、第5セットの大事な場面でパスがしっかり返らなくてスパイクが決められなかった。
そういうところは相手の佐伯選手に対して自分が足りないところだなと感じました。
大事なところでの安定したパス、スパイクを決めることが課題です。そこをまた練習していきたいなと思います。
ーー今シーズンの抱負として「自分が持っているものをすべて出したい」とおっしゃっていましたね。
高橋:そうですね。(ゼベジオール)デルヤ選手がいてもいなくても、私が守備でも攻撃でも軸になるという意識で練習に取り組んでいます。
勝負どころで私にトスを任せれば間違いないと思ってもらえるように、大事なところで決めきるアタッカーになりたいと思います。
ーーフルセットで「同じような負け方」をしているとの話ですが?
高橋:セットを取った次のセットを大差で負けることがすごく多いです。
その次のセットではまた取り返すのですが、また次のセットで負ける。その負けた時の内容が良くないのが私たちの反省点です。
フルセットに持ち込むのではなくて、早い段階で勝負をつける、最初からエネルギーを持って取り組むことがまだ足りない部分なのかなと思います。
サーブレシーブが返っていないと負けに繋がってきます。まずはサーブレシーブをしっかり返して、自分たちの持ち味であるコンビバレーをいかに使うか。そこを意識して取り組んでいきたいと思っています。
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