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会見・コメント

2024-02-02 23:27 追加

NEC ドルーズ・ダニエル「Vリーグで日本のディフェンスの良さを実感」、金子隆行監督「試合に出ていない選手がチームのために努力してくれるのはレッドロケッツの良き伝統」 V1女子会見コメント

V1リーグ 女子

●金子隆行監督

先週、東レさんにフルセットで敗れ、本当に悔しい敗戦からの週明けてのスタートでしたが、選手たちは我慢強く、粘り強くプレーすることにしっかり集中できたことが勝因かなと 思います。あとは、塚田(しおり)のトスワークが真ん中のバックアタックを多用するとか、いろいろ見えたので、今後またこの精度を上げて、また明日も戦っていきたいと思います。

――リーグの中で、アウトサイドヒッターのアチャラポーン選手と古賀選手のポジションを入れ替えながら試合に臨まれていますが、試合中に変えることもありますし、その試合ごとに変えることもあります。この辺りの狙いや意図は?

金子:昨年末ぐらいから徐々に、相手の一番決定力あるところに、古賀のブロック力をマッチアップさせることをベースで作ってきましたが、それ以上にこちらのオフェンスの部分で、フロント枚数が少ないところで古賀の得点力があるだけでも、もっともっとバリエーションが増えるかなと思うので、アチャラポーンと古賀の状況を見ながら、うまく入れ替えていきたいなと。現時点ではこういう形を取っていますが、対戦相手の状況、自チームの状況を見ながら、うまくやっていきたいと考えています。

――リーグ終盤、特にファイナルラウンドに向けて、いろいろ試している部分もあるのでしょうか?

金子:試してるというよりも、JTさんが今、全勝でずっと突き進んでいる中、うちも今シーズンはある程度メンバーを固定して進めているところがあるので、その精度を上げることと、少しバリエーションも増やしていきたい。その辺でうまく選手の配置だったり、後からリザーブで入る選手をうまく使っていきながら、チームの底上げをしていきたいという考えはあります。

――昨年もこの時期、1月から2月頭ぐらいに、少し調子を落とし気味なところがあったかと思います。今季も先週の負けがあって、今日の勝利になりましたが、ピーキングとして、皇后杯に優勝した時に1回ピークが来て、その後若干落ちて、終盤、シーズンの後半に向けて上げていくっていうのは、ある程度想定している流れになっているのでしょうか?

金子:想定通り来てるか来てないかといったら、まだまだ内容的にも精度を上げていかなければならないので…。苦しむ時間帯も今日の試合でも非常に多かったですが、やっぱり我々が目指すところは、常にハイパフォーマンスを見せて相手を圧倒していくチーム。それに比べたら、まだまだ上げていかなければいけないんじゃないかなと思っています。

ただ、昨シーズンのリーグもそうですけど、苦しいところをしっかり乗り越えて、最後は自信にして勝ち切ったので、我々はそういう苦しい状況でも力に変えて戦っていくことは変えたくないなと思うので。

先週の負けは、「今の自分たちの現状だったり、これから先をどう戦っていくか見つめ直せ」とバレーの神様が言ってくれたのかなと思うので、そこに対してしっかり我々も、まだまだ成長できるという喜びに変えて、また明日も一戦戦っていきたいなと思います。
このチームの状況っていうよりは、やっぱり(どのチームも)いろいろあるんだろうなっていう…。リーグを通して。 今、JTさんがすごいよく見えますけど、JTさんにも苦しい時間帯などもあったはず。傍から見れば、勝敗や勝率が高いからとかあると思うんですけど、僕の想定通りかといったら、まだまだ目指すところはもっと高いので。想定よりはちょっと低いですけど、彼女たちは非常に頑張っているので、そこは上げていきたいなと思っています。

――今日の試合、藤井莉子選手をレシーバーとして何度か投入されましたが、皇后杯の時はベンチアウトという形で、心情はわかりませんが、表彰式ですごく涙を流していた場面もありました。そういう思いも込めて、今日、コートに入ったのかなと思うのですが、彼女を投入した理由とか、送り出す時にかけた言葉などがありましたら、教えてください。

金子:彼女に限らず、ユニフォームを着ていないメンバーは、本当に毎日一生懸命、自分がユニフォームを着るためじゃなくて、チームが強くなるために非常に努力してくれているというのが、レッドロケッツの本当に良き伝統だと僕は思っています。甲(萌香)にしてもそうなんですけど、入団した頃と比べて別人になっているので。藤井にしても甲にしても、コツコツと自分の出番に向けて必死に努力してきたことがやっと実っているのかなと思います。

現在キャプテンの小島(満菜美)がちょっとコンディション的に不良な部分があり、副キャプテンである柳田(光綺)、藤井っていうのは、その辺のチームの思いも全部背負って戦っていると思います。藤井はその中でも特に準備の努力を怠らない選手で、やはりそういう選手には絶対こういうチャンスが回ってくるのが必然かなと思うので、 僕自身は大工園がレシーバーの時と何ら変わらず、信頼して送り出そうという気持ちでした。

写真:堀江丈

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