2024-02-24 07:00 追加
NEC・小島満菜美主将「昨シーズンよりクオリティの高いバレーをすれば優勝に近づくはず」、JT・サンティアゴ・アライジャダフニ「スパイク賞とブロック賞がとれたのはチームメイトのおかげ。ファイナルもみんなで頑張ります!」 V1女子
V・ファイナルステージ 公開練習後コメント
SV女子
いよいよ2月24日からバレーボールV1女子のファイナルステージが始まる。レギュラーラウンドで2位以内となったJTマーヴェラス、NECレッドロケッツは25日のセミファイナルから登場し、それぞれクォーターファイナルで勝利したチームと対戦する。2日後のセミファイナルに向けて、会場となる片柳アリーナ(東京都大田区)で公開練習を行った両チームからNECの小島満菜美主将と、JTのサンティアゴ・アライジャダフニ選手に抱負を聞いた。
昨年優勝チームで、今年の皇后杯では2連覇を果たしたNECの小島主将はコンディション不良で約4週間ほどスタメンを外れていたが、「少し疲労が溜まっていたので、それが怪我につながってしまった。でも、自分のことがどうこうよりもとにかく今はチームが勝つことが大事。チームに貢献するために、自分自身のコンディションもしっかり上げて試合に臨みたいと思っています」と力強く語った。
優勝すれば2連覇であり、2年連続皇后杯との2冠も達成するが、「それを意識するよりも、自分たちのバレーをしっかりすること。まだ相手も決まってないですけど、去年以上にいいクオリティでバレーをすることで、より優勝に近づくのではないかと。去年より難しい戦いになると思うので、しっかり準備していきたい。セミファイナルからの出場になる分、準備できる時間があるので、それも有意義に使って、明日もいい準備をしたい」と気を引き締めている様子だった。
一方、レギュラーラウンドを全勝で完走し、自身はスパイク賞、ブロック賞をダブルで受賞したJTのサンティアゴ選手は、今季、埼玉上尾からJTに移籍した。セッターの東美奈、塩出仁美両選手とは初めてコンビを組んだが、「すごく頑張って合わせてくれて、いい状態で打たせてくれたので、とても感謝している。賞がとれたのはチームメイトのおかげです」と話した。「レギュラーラウンドは無敗で終えましたが、そこがゴールではなくリーグ優勝することがゴールなので、優勝に向けてしっかり頑張っていきたいです」とレギュラーラウンドの結果に満足することなく、ファイナルステージを見据えた。
JTの印象について、「ミスした後などにすぐにコミュニケーションをとり、改善するための解決策を考えるなど、コミュニケーションがよくできているチーム。みんなとても一生懸命練習しますし、そのハードワークが素晴らしい。選手だけではなく、監督やコーチなどスタッフもすごく努力していて、選手とスタッフの関係性もいいなと思っています」と語ったサンティアゴ選手。同じミドルブロッカー出身の吉原知子監督から学ぶことも多いという。「すごくプロフェッショナルな一方で、選手への思いやりも深い。厳しさはもちろんありますが、とても選手を思いやってくれる方です。自分にとっては理想的なロールモデルみたいな監督です」と話し、吉原監督をはじめ、チームメイトやスタッフと良い関係を築いていることが窺えた。
日本語能力検定にも挑戦しているサンティアゴ選手は、コートの中での会話を聞き取ることは問題なくできるといい、日本語の部分でドルーズ・アンドレア選手を助けることも。逆にドルーズ選手からは家族と離れて海外で生活することについてアドバイスを受けることもあるのだとか。「日本語でファイナルに向けての抱負を」とリクエストしてみると、「急に日本語でと言われると緊張しますけど、みんなで頑張ります!」と笑顔で話してくれた。
写真:バレーボールマガジン、堀江丈
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