2024-03-01 16:54 追加
タイリーグで日本人の3選手が活躍! MVPの井上琴絵「チームの優勝、2連覇に貢献できてとても嬉しかった」
井上琴絵、山内美咲、柳澤広平がタイリーグで活躍
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2月18日に閉幕したタイ王国のバレーボールリーグに今シーズン、日本から井上琴絵、山内美咲、柳澤広平の3選手が出場し、活躍。それぞれチームの優勝、準優勝に貢献し、個人賞も受賞した。
元日本代表の井上琴絵選手は既報の通り、今年8月にイスラエルリーグの「ハポエル・クファル・サバ」でプレーすることを発表していたが、10月にパレスチナ・イスラエル戦争が勃発したため、トルコに移動。トルコリーグでプレーする田代佳奈美選手(日本代表、ルーマニア、デンソー時代のチームメイト)が所属するガラタサライで練習に参加するなどしつつ、次への準備を進めた。イスラエルのチームに対して複雑な思いはあったというが、前に進む決断をし、タイのナコンラチャシマに11月から入団した。このチームは井上選手のJT時代のチームメイトであるオヌマー・シッティラックもプレーしており、かつては元日本代表の奥村麻依選手(2021年に引退)も所属したことがある。
井上選手加入の影響は大きく、チームは2連覇を達成。MVPとベストリベロ賞も獲得した。女子では2005年のリーグ設立以来、外国人選手、そしてリベロの選手のMVPは初という快挙だった。井上選手は編集部に次のようなコメントを寄せてくれた。
●井上琴絵選手コメント
今季を振り返っては、まずはチームの優勝、2連覇に貢献できてとても嬉しかったです。1Leg、2Legでは山内選手のいるチームにいい試合はするけどセットを奪うまではできなかったのでもどかしく感じていたけれど、ファイナル4以降は自分自身も絶好調で、チームの歯車もしっかり合い、勢いが止まることなく勝ちきることができました。
今季はイスラエルでプレーするはずが、戦争によって、そこではプレーできませんでした。悲しい気持ちもありましたが、タイでプレーできるという機会をいただけて、それだけでも有り難かったのに、リーグ開幕直前だったにも関わらず、快くチームに迎えてもらえて、そして最高の経験をさせてもらって、本当にチームのみんなに感謝しかないです。
また、タイに決まる前に滞在させてもらったトルコでも、田代さんや彼女のチームであるガラタサライ、ネリマンやジャッキー、フェルハト監督などたくさんの方に助けてもらいました。トップリーグの選手たちと練習させてもらえたことや、トルコリーグ観戦したことによって、たくさん刺激を受けたことが今季頑張ることができた要因のひとつだったなと感じています。
日本にいるファンのみなさんにはなかなかプレーを見てもらえる機会はなかったけど、いつもたくさんの応援メッセージありがとうございました。
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