2024-03-13 07:00 追加
大学バレーで不祥事相次ぐ。関東、関西学連で現金紛失
関東、関西学連で不祥事
大学バレー 女子 / 大学バレー 男子
大学バレーボールの関東、関西両連盟で、昨年、事務所から現金がなくなる事案があったことが11日までに分かった。バレー関係者によると関東学連は約200万円、関西学連では約35万円がなくなったという。
関東学連の現金紛失は、今年3月3日に開かれた全日本大学連盟の理事会で公表された。関係者によると、警察に届け出たものの解明はされておらず、2023年度決算で「損金」として計上しているという。
一方、関西学連の現金紛失は昨年12月ごろに判明。内部調査委員会を設置したものの真相解明には至らず、警察への届け出はしないまま、「不明金」で処理する方針。関係者によると事務所のカギを受け取る暗証番号が10年以上変更されていなかったことから、再発防止策として「事務所内に監視カメラを設置」「事務所の入退室管理のための勤怠アプリを導入」する案を検討中で、連盟役員に対し35万円を上限に「再発防止対策支援金」として1口5000円以上の寄付を呼び掛けた。ただ、関西学連の浅井正仁会長によると寄付金は「不明金」を補填する目的で集めたものだという。
また、被害を警察に届けなかったことについて、浅井会長は「内部調査に時間がかかり、届け出る時期を逸してしまった」と話し、14日に加盟130校の関係者らが出席する「総会」で説明する。
大阪では2022年6月に大阪府バレーボール協会の理事が約2500万円を着服した事件が発覚。警察への届け出を躊躇した大阪府協会に対し、日本バレーボール協会の川合俊一会長が「泥棒は刑事告訴をして、罪を償ってもらわなければいけない」と強く指導し、刑事告訴したことがあった。総会では、真相解明を怠り内部処理で済ませた関西学連の対応に批判が集まることも予想される。
取材・文:北野正樹
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