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2024-03-31 00:44 追加

東レがJT広島にフルセットの末勝利し、3位に。髙橋健太郎「メダル獲得までコートに立ち続けたことを誇りに思う」。5位決定戦はWD名古屋に軍配 V1男子

V1男子 3位決定戦、5位決定戦の結果  

SV男子

 バレーボールV.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)は30日、有明コロシアム(東京都)にて5位決定戦と3位決定戦の試合を行った。

 第1試合の5位決定戦はウルフドッグス名古屋(WD名古屋)と日本製鉄堺ブレイザーズ(日鉄堺BZ)が対戦。第1セットからデュースにもつれ込む白熱した戦いとなり、このセットを日鉄堺BZが27-25で取り切るも、第2・第3セットは昨年覇者のWD名古屋が水町泰杜ら若手中心のメンバーで連取する。しかし、第4セットは再び日鉄堺BZが主導権を握り、ブロックが冴え、25-16で奪取して試合はフルセットに。最終セットもシーソーゲームとなるが、最後はWD名古屋のチャレンジが成功し、15-13でゲームセット。今季限りでチームを去るクレク・バルトシュ主将は「最後に勝って終われて嬉しい。チームメイトに感謝したい」と話し、現役引退を発表している椿山竜介も「チーム一丸となり戦えてよかった。長くバレーを続けられたのは周りの人たちのおかげ」と感謝の言葉を述べた。

 第2試合の3位決定戦はJTサンダーズ広島(JT広島)と東レアローズが対戦。この試合もフルセットにもつれ込む大激闘となった。既に退団者の発表があった両チームはどちらもこのメンバーでできる最後の試合であり、互いに譲らない展開となった。ラッセル・アーロン ジョセフのサービスエースなどで波に乗ったJTが第1セットを先取するが、第2セットはパダル・クリスティアン、富田将馬の活躍で東レが奪い返す。その後も互いに1セットずつを奪い合い、フルセットにもつれ込むと東レは途中出場の小澤宙輝、難波尭弘らが躍動。最後はパダルの攻撃で激闘を制し、東レが3位入賞を果たした。退団を発表している日本代表の髙橋健太郎は「レギュラーラウンド6位からのファイナルステージでメダルがとれるまでコートに立ち続けたことを誇りに思う。(昨年3月に逝去した)藤井直伸さんと約束した優勝は果たせなかったが、勝って、笑って終わることができたのがよかった」と話し、同じく退団を発表している富田は「地元でずっと見てきたチームの中でできたのはよかった。この経験を生かすことで恩返しがしたい。今後も挑戦し続ける姿を皆さんに見せたい」と今後のことはまだ公表できないとしながらも、次のステージでの抱負を語った。

 31日は同じ会場でパナソニックパンサーズ対サントリーサンバーズの決勝戦が行われる。

【30日の試合結果】
■5位決定戦
WD名古屋 3(25-27、25-22、25-17、16-25、15-13)2 日鉄堺BZ
■3位決定戦
JT広島 2(25-17、20-25、25-21、22-25、13-15)3 東レ

写真:縞茉未

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