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コラム

2024-05-14 10:25 追加

残るパリ五輪切符を目指し、バレーボールネーションズリーグいよいよ開幕

バレーボールネーションズリーグいよいよ開幕

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 7月のパリ五輪の前にバレーボールネーションズリーグ(以下、VNL)が、女子が現地時間5月14日、男子が5月21日に開幕する。男女とも16カ国が予選ラウンドでそれぞれ12試合を行い、上位8チームが決勝ラウンドへ進む。

2023年VNLのトルコ戦。高いブロックをインナーに打ち抜くOH石川真佑選手(写真:FIVB)

■日本女子はパリ五輪出場権をかける戦い

 パリ五輪出場は12カ国だが、①昨年行われた五輪予選で6チームと②開催国フランスが決定している。残るは5枠だが、女子の場合、そのうち③1枠はアフリカ大陸、④もう1枠はアジア大陸の最上位国になる。日本女子はこのアジア大陸枠を獲るか、もしくは①~④を除いた上位の3枠をVNLで争う。予選ラウンドの12試合が終わった時点での世界ランキングで選出される。

 VNLでは試合ごとに世界ランキングポイントが加減される。ここで重要なのが、試合前の世界ランキングである。自分たちよりランクが上のチームに勝てば、加算されるポイントが大きくなり、ランクが下のチームに勝った場合は得るポイントは小さい。開幕前の世界ランキング9位の日本女子の初戦の対戦相手は、ランキング1位のトルコだ。試合の結果でどのようなポイントになるかというのが、公式サイトの各試合のスケジュールの下、World Ranking Pointsの所で見ることができる。

試合ごとのポイントがランキングに反映される(オフィシャルサイトより)

 日本が3-0でトルコに勝てば、14.9ポイント加算され、逆に0-3で負けた場合は、マイナス5.1ポイントになる。トルコ側から見た場合は、3-0で勝てば5.1ポイント獲得だが、ランキングが下の日本に0-3で負ければ、マイナス14.9ポイントと大きく引かれることになる。

 昨年の日本対トルコはVNLでは日本が3-2で勝ち、五輪予選では日本が1-3で敗れ、1勝1敗。高い打点から強打が来るが、日本はブロックを抜かれてもその後ろとブロック&レシーブの連携でつないでいきたい。トルコはミスも多いので、日本が自分たちのミスをいかに少なくするかも勝敗を左右しそうだ。敵のホームの声援に押されずに自信をもって戦って欲しい。

 また、今年は1週間14人のメンバーを固定せずに、試合ごとに14人を選んでいいので、1週間に4試合というハードなスケジュールをどう交代させ乗り切るか、監督の采配にかかる。

日本女子の第1週試合予定(開催地トルコ、アンタルヤ市):
日時は日本時間
5月16日 午前2時 対トルコ
5月16日 午後23時 対ブルガリア
5月17日 午後20時 対ドイツ
5月19日 午後23時 対ポーランド

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