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2024-10-15 00:29 追加

大阪Bフルセットの熱戦を制しサントリーに2連勝、WD名古屋が第1節を終え首位に SV男子

SV男子第1節結果

SV男子

バレーボール大同生命SV.LEAGUE男子は14日、開幕戦と同カードのサントリーvs大阪BのGAME2がサントリーのホーム、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)に場所を移し開催された。

観客数は5020人とサントリー主催のホームゲームでの最多記録を更新した。

サントリーはGAME1からリベロを喜入から藤中(颯)に代えたメンバー、大阪BはGAME1と同じメンバーだった。

第1セットは長いラリーを取り切った大阪Bが中盤からリード広げる一方サントリーは得点源のムセルスキーが大事な場面でのスパイクミスがあり差を詰められず25-21で大阪Bが取った。
第2セットではGAME1でアタックの調子が上がらなかった髙橋(藍)のギアが上がりセッター大宅からの供給の本数が増え、レセプション(サーブレシーブ)からのバックアタックを決める場面もあった。
またGAME1で絶好調だったジェスキーからブロックタッチを取るなどミスを誘い前半サントリーが抜け出した。
中盤大阪BはGAME1で行わなかった中村、西山の2枚代えやロベスのサーブ、ブロックで追いすがるもサントリーもGAME1で途中交代だったアラインのサービスエースやバックアタック、小野寺、鬼木のミドルブロッカー陣で得点を重ね25-19でSV.LEAGUE初セットを獲得した。
このセットでは永露、ジェスキーのバックアタックのコネクションが合わない場面が散見された。
第3セットはサントリーの髙橋(藍)、アラインのアウトサイドヒッター陣が好調を維持。一方大阪Bはロペスに多くボールを託し強烈なアタックで得点を積み重ね一歩リードをし中盤を迎えた。
ここからサントリーは西田のフェイントをミドルブロッカー鬼木がパンケーキレシーブするなどチームとしてのコートカバーの広さを見せラリーを制し一旦逆転するも、大阪Bは西田のサーブからのブレイク(自サーブの場面で得点すること)をし再逆転。
終盤はムセルスキーをジェスキーがブロックで止めるなど差を広げ、両チームスーパープレーが続く中のラリーを制した大阪Bが25-21でセットを獲得。勝利に王手をかけた。ラリー中に何度もボールを拾う大阪B山本の好守が光った。
第4セットは髙橋(藍)のサーブで相手を崩し、ロペス、西田にハードヒットをさせない展開にしブレイク。さらにムセルスキーのサービスエースもあり前半サントリーがリードを広げた。
一方大阪Bも山内がショートサーブをミドルブロッカー小野寺に狙いレセプションミスを誘いブレイクし追いすがる。
しかし西田がアタックを打ちきれない隙を逃さず髙橋(藍)の強烈なスパイクでブレイクを取ったサントリーが中盤リードを保つ。
大阪Bはロペスが観客席に飛び込むアクシデントもあり富田を起用、またミドルブロッカーをエバデダンから西川に交代するなど巻き返しを狙う。
しかし西田の強烈なアタックを大宅がはじいたボールを持ち前のコートカバーの広さを活かした髙橋(藍)が拾うなど繋ぐ力が勝ったサントリーが25-21で取りフルセットに持ち込んだ。
第5セットはムセルスキーのサービスエースなどがあったが一進一退の攻防で互角のまま終盤を迎える。
途中交代の西川のブロック、富田のアタックなどに加え西田のギアも上がりアタックを決めでサントリーに流れを渡さず、勝負所でムセルスキーをブロックで止めたジェスキーの得点でマッチポイントを迎える。
最後はこの試合を象徴するラリーとなった。
アラインのネットインサーブをセッターの永露がコート中央に上げリベロの山本がセットをジェスキーが3枚ブロックに対してアタック。
強烈なブロックのボールを山本が拾い永露がジェスキーに上げるも不十分な体制だったがジェスキーが相手のブロックを使いタッチアウトを狙う。このボールを髙橋(藍)が懸命に拾いに行くが惜しくも届かず大阪Bの得点となり勝利を捥ぎ取った。
大阪Bは昨シーズン優勝決定戦で敗れたサントリーに連勝し幸先の良いスタートとなった。西田はサービスエースこそなかったが攻撃面で各セットで崩れる場面がほぼなく安定したパフォーマンスでチームの土台を支えた。

GAME1、2ともに白熱したラリーが続く試合が見られた。
選手のコンディションやチーム連携が今後さらに上がることを加味すると、各チームのパフォーマンスに期待を抱かずにはいられないシーズン開幕となった。

<14日結果()内は観客数>
サントリー 2-3 大阪B(5020人※)
※サントリー主催ホームゲーム最多観客数更新

<第1節終了時順位(10/14)>
1.WD名古屋 勝率1.00 残42
2.大阪B 勝率1.00 残42
3.日鉄堺BZ 勝率1.00 残42
4.東レ静岡 勝率0.50 残42
5.STINGS愛知 勝率0.50 残42
6.VC長野 勝率0.50 残42
7.広島TH 勝率0.50 残42
8.ヴォレアス 勝率0.00 残42
9.サントリー 勝率0.00 残42
10.東京GB 勝率0.00 残42
※勝率による順位

写真:火野千鶴

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