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コラム

2024-10-27 11:26 追加

元NEC川崎の小島満菜美、ダニ・ドルーズがアスリーツアンリミテッドに参戦中

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■3週間試合が終わり、ここまでの総合順位は小島選手5位、ドルーズ選手9位

 個人スタッツと勝敗、MVPを合わせた総合ポイントの順位は、3週間終わって小島選手5位、ドルーズ選手9位につけている。ポジション別にみるとリベロ部門では、アメリカ代表のモーガン・ヘンツがトップ、小島選手は2位。ドルーズ選手は、アウトサイドヒッター部門で5位、攻撃だけではなくレセプションではトップを行く。残り2週間となったが、小島選手が4位以内に入りキャプテンとしてドラフトで選手を選びチームを作るところを見てみたいし、ドルーズ選手の巻き返しも期待したい。

■違った特色を持つアメリカのプロリーグ

2週目のオンラインドラフトミーティングの様子。左上がキャプテンのデ・ラ・クルス‐メヒア選手。2段目中央が小島選手(写真:YouTube AUProSportsより)

 アスリーツアンリミテッドは、単に勝敗を競うプロリーグではなく、「社会におけるリーダーシップの育成。そして、次世代のアスリートやファンのロールモデルになるように」という事を目標に掲げている。試合の他に、女性の権利や差別について学んだり、選手それぞれがこどもの未来、がん協会、メンタルサポートなどの支援団体を選び、どのような形で社会に貢献できるのかを考えたりする自己研鑽の場でもある。実際、チームではどうかというと、ドラフトでの選手の選択やゲームプラン、試合中のメンバーチェンジやタイムアウトなどは、キャプテンが決定権を持ち、そのリーダーシップが非常に重要になる。

 2024年1月に開幕したPro Volleyball Federationは、オーナーがチームを所有する形で、ドラフトでの入団など、バスケットボールや野球の様なメジャーリーグ形式をとっている。2025年年明けすぐには、League One Volleyballという全国のクラブチームが個々にプロチームをもつのではなく、それを統合する形のリーグがスタートする。ソルトレークのチームで小島選手、ダニ・ドルーズ選手、そしてセッターの松井珠己選手が一緒になる。

 それぞれのリーグが特徴を生かし、今まで世界に散っていたアメリカ人選手が国内に集まる。2028年のロス五輪に向け、アメリカ女子がまだまだ強くなる予感がする。

アスリーツアンリミテッド公式サイト:auprosports.com/volleyball
試合生中継:ESPNU、VBTVなど(国により放映の有無の違いあり。詳しくは公式サイトで)
ドラフトや試合の録画:Athletes Unlimited のYouTubeやFacebookのAUProSportsにて。

取材: 唐木田 真里子

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