公益財団法人日本バレーボール協会（JVA）と一般社団法人SVリーグ（SVL）は19日、2025年5月11日（日）から18日（日）にパナソニックアリーナ（大阪府枚方市）と島津アリーナ（京都府京都市）で「バレーボールアジアチャンピオンズリーグ男子ジャパン2025」を共催することを発表した。

　同大会はアジアバレーボール連盟（AVC）が主催するアジアのクラブチャンピオンを決める大会。従来のアジアバレーボールクラブ選手権大会からリニューアルされ、記念すべき第1回大会が日本で開催されることとなった。中国、イランなどアジア各国のクラブチャンピオン12クラブが集結し、上位2クラブが25年12月に開催予定の世界クラブ選手権の出場権を獲得する。

　開催国となる日本からは 2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN優勝のサントリーサンバーズ大阪と同準優勝の大阪ブルテオン(当時はパナソニックパンサーズ)の2クラブが出場。グループステージは大阪・パナソニックアリーナ、準々決勝以降のファイナルステージは京都・島津アリーナが会場となる。両クラブのホームである関西での開催となることからも注目が集まりそうだ。

　なお、その他の出場クラブ、チケット販売、テレビ放送の詳細については、決まり次第発表となる。チケットの販売については、4月中旬以降に「チケットV」を通して実施する予定という。

●AVCラモン・スザラ会長のコメント
AVCを代表し、2025年のチャンピオンズリーグを開催していただくJVAおよびSVLの皆様に、心より感謝申し上げます。本大会は、AVC主催大会のリブランディングにおける最初の大会となります。
世界レベルの大会運営において豊富な経験を持つ日本が、組織運営の面でも競技力の面でも成功を収めることを確信しております。さらに、アジア各国のトップ12チームが参加する同大会が、日本で開催されるAVC主催大会の中で最も多くの注目を集めるイベントとなることを期待しています。

●SVL大河正明チェアマンのコメント

AVCが従来のアジアクラブ選手権大会を変えていこうという記念すべき第一回を、男子の開催国として迎えられることを非常に光栄に思います。SVリーグも初めてのシーズンを迎えておりますが、その初代王者が決まるチャンピオンシップファイナルの終了直後に本大会を迎えることになります。バレーボールファンの皆様と共に熱気をそのまま引き継ぎ、日本からアジア、さらには世界へと活躍の場を拡げる選手やチームの挑戦を後押ししたいと考えております。
そしてチャンピオンズリーグの日本開催を契機に、SVリーグも世界最高峰に向けた成長を加速してまいります。

大会概要
■主催：アジアバレーボール連盟
■共催：公益財団法人日本バレーボール協会、一般社団法人SVリーグ
■協力：一般財団法人大阪府バレーボール協会、京都府バレーボール協会
■開催期間
予選ラウンド：2025年5月11日（日）～13日（火）
準々決勝：2025年5月15日（木）、16日（金）
準決勝：2025年5月17日（土）
決勝：2025年5月18日（日）
■開催地
予選ラウンド：パナソニックアリーナ（大阪府枚方市）
ファイナルラウンド：島津アリーナ京都（京都府京都市）
■日本出場クラブ
サントリーサンバーズ大阪（2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN優勝）
大阪ブルテオン （2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN準優勝）
■競技方法：出場12クラブがA～Dの4つの組に分かれ、予選ラウンド（1回戦総当たり戦）を行う。予選ラウンド上位2クラブ（計8クラブ）がノックアウト方式のファイナルラウンドに進出する。

写真：火野千鶴、バレーボールマガジン