2025-03-14 07:00 追加
埼玉上尾・山中宏予「相手が前に詰めてきているケースが多かったので、長いコースを意識してアタックを打った」 SV女子
SV女子
●大久保茂和監督
終盤になってきて、貴重な3ポイントを取れました。
――この試合で山地選手を先発起用し、試合を通して使い続けたが、どうか?
大久保:山地はチームに合流して3年目です。
昨シーズンや2シーズン前(指定選手として)チームに合流し、大学卒業の段階でメディックスを選んでくれたのは我々にとっても嬉しいことです。
VCupには出場しましたが、レギュラーシーズンで使うチャンスがなかったので、早くデビューさせたいという思いは昨シーズン頃からありました。
今日それが実現できて良かったと思っています。
――レギュラーシーズンを通して土曜日と日曜日で違う選手を起用しているが、最後まで起用方法は変えない方向か?
大久保:これほど長いシーズンは誰も経験したことがありません。
選手やスタッフが精神的・体力的にギリギリのところでやっているので、私自身もどうなるか分かりません。
――多くの選手を起用することでコンディションを調整しやすい点はあるか?
大久保:試合数が多いため、多くの選手が試合に出られるメリットはあります。
一方で、気持ちの部分や毎週戦う準備をしなければならないのは大変で、想像が難しいです。
その中で、シーズンを通してバレーボールを嫌いにならずにいてくれたらいいなと考えています。
スタッフのサポートもありますが、選手一人一人が本当にギリギリのところでやっているので、シーズン終了後にどうなるか、このやり方が良かったのか、そうでなかったのかは、結果や順位だけで判断したくないです。
シーズンを通して体が元気で、心が少しでもバレーボールをより好きになり、メディックスのことをより愛せたと言えたら、私は大成功だと思います。
そのゴールに向けて、どのようなやり方が良いのかを毎週考えています。
――チームや個人の成長した点は?
大久保:いつもと1人、2人メンバーが違う時にかかるストレスや感情を抑えて対処できるようになってきました。
(セッターの)鎌田の視点では、各アタッカーに上げる際に微妙に異なります。
そこで「なぜ急にメンバーを変えるのか」と普通はなりますが、「やってみましょう」という姿勢になっています。
それは(リベロの)岩澤についても同じです。
サーブレシーブは基本的に3人でやっていますが、椎名なら高校時代から知っているので「大体この辺まで行く」というのが分かりますが、山地とはその関係が築けていません。
そこで取り乱さずに「ここに行くから」と落ち着いてアイコンタクトしながら言葉をつなげているのは大きな成長です。
技術面では、サーブやアタックは相手の守備もあり、良い成績だったりそうでなかったりします。
そのようなコミュニケーションや感情のコントロールが助かっています。
写真:黒羽白
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