2025-03-15 07:00 追加
A山形・工藤真帆「第1、2セットは戦えておらず、マイナス思考に陥り、考えすぎてしまう部分があった」 SV女子会見
A山形会見 SV女子
SV女子
3月8日、上尾市民体育館(埼玉県)で開催されたバレーボールSVリーグ女子、埼玉上尾対A山形の試合後、A山形の会見をお届けする。
■アランマーレ山形
●佐藤菜々美選手(ミドルブロッカー)
今日の試合は第3セットで自分たちの展開を作ることができました。
第1、2セットで相手への対応が十分にできなかった点が課題だったと考えています。
明日へ向けては、今日出た課題を修正し、改善できるよう取り組んでいきたいです。
●工藤真帆選手(リベロ)
今日の第1、2セットは戦えておらず、マイナス思考に陥り、考えすぎてしまう部分がありました。
第3セットでは、攻めるべき場面で攻め、我慢すべき場面で我慢することがうまく機能し、得点につなげることができました。
明日も第3セットの流れを維持し、押すべき場面で相手に圧力をかけられる試合にしていきたいと考えています。
●オレクサンドラビチェンコ選手(アウトサイドヒッター)
負ける試合が続く中で今日も敗れてしまい、あまり良い気持ちではありません。
それでも毎回気持ちを切り替え、自分の良いところを多く見せたいと思っています。
もちろん全てにおいて100%の力を発揮したいですが、できない部分も多くあります。
次に向けて、パワフルで魅力的なバレーをお見せしたいと考えています。
――佐藤選手に。今日は勝ちたい気持ちが前に出過ぎることはあったか。
佐藤:今日に関しては、勝ちたい気持ちが少し前に出てしまったことは、チームでもおそらく認識していると思います。
――それは先シーズン0勝だったのに対し、今シーズンは岡山戦を含め5勝して戦えている意識があったからか。
佐藤:岡山戦で勝利した流れで、このまま進めたいという思いはあります。
その気持ちのコントロールが今日はできていなかったのかもしれません。
――ほぼ全セット出場する状況だが、今日のようにアタックの成績が良くない(1/12 8.3%)ときは、ミドルブロッカーとしてどのようにプレーしようとしているか。
佐藤:今日は相手にかなり対策されており、私自身の武器が通用しない場面が多かったです。
そのような時には一旦我慢しようと考えていました。
通用しなかった部分は自分の中で受け止め、試合中は我慢を心掛け続けました。
ディフェンス面ではブロックが主になりますが、ブロックでアジャストして、ブロックで後ろに隠すところできていければ良かったです。
――今シーズン5勝を挙げて、手ごたえを感じている部分はあるか。
佐藤:先シーズンは全敗という結果でしたが、徐々にチーム力が上がっていると実感しています。
これから最後までチーム力を高め、突き進んでいきたいです。
――ビチェンコ選手に。SVリーグのレベルについてはどのように感じているか。
ビチェンコ:初めてのSVリーグのシーズンで、ヨーロッパのリーグとは全く異なっています。
攻撃面もそうですが、特にディフェンスが大きく違いました。
敗戦が多く残念な結果になっていますが、もう一度チームで意識を合わせ、練習を通じて力を高め、自分の良いところを見せられるよう頑張りたいです。
精神的にも肉体的にもレベルアップを目指したいと考えています。
――アランマーレ山形のチームの印象は。
ビチェンコ:昨シーズンは全敗で残念な結果でしたが、今シーズンは5勝を挙げており、各選手の成長が試合の中で見えています。
どのチームが相手でも諦めずに粘り強いバレーを見せています。
練習や試合での雰囲気も良く、今後も頑張っていきたいです。
――工藤選手に。相手のサーブがゲームが進むにつれて良くなっているように見えたが。
工藤:相手は狙う選手を決め、その人に向かってサーブを打ってきていました。
私たちがそれをケアしようと対策すると、逆に空いた場所を狙われ、どのコースも警戒する必要があり、対応が難しかったです。
前後に揺さぶられ、動きも鈍くなってしまいました。
明日はしっかり対策を立てていきたいと考えています。
――ディグ(スパイクレシーブ)についてはどうだったか。
工藤:ワンタッチを取る際には下がる、こちらが取れそうなら別のコースを閉めるといった話し合いができていたので良かったと思います。
崩れた時や揃っている時にボールを弾いてしまう場面もありました。
その場合はディグが悪かったのか、ブロックに寄ってほしいのかを話し合い、今後に活かしていきたいと考えています。
――2年目で昨シーズンとの違いを感じるところはあるか。
工藤:昨シーズンはディグリベロやレシーバーとして一時的に出場する形でした。
今シーズンはフル出場でき、ディグで拾えなかったボールが上がるようになったり、レセプションの範囲も広がっています。
自信がついてきた部分もありますが、やられた時の切り替えが遅いです。
良い時には周囲も考えられますが、悪い時にはパニックになり視野が狭くなることが多いので、波のないプレーヤーを目指したいです。
――今シーズンはオールスターに選ばれたが、感想は。
工藤:私たちは小さいチームだからこそチーム力で頑張りますが、オールスターでは大きい選手がいて、後衛ポジションからの景色が違い、拾いやすさも感じました。
その中で自分たちのコミュニケーションの良さが分かったり、上手な選手の声掛けで初対面の人とも素晴らしいバレーができると知れたり、多くの学びがありました。
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