2025-03-19 11:24 追加
クインシーズ刈谷・鍋谷友理枝「遊び心のあるプレーを伝えたい。決め方は1つじゃないんだよ、と」SV女子
SV女子
●高橋悠監督

この終盤戦、チームの背景としては、チャンピオンシップ進出に向けて綱渡り状態だということがあります。そのプレッシャーの中、この2連戦は絶対に勝たなきゃいけないという気持ちがあり、少し硬さが出たスタートになりました。
第2セットでは良いリズムで戦えたのですが、群馬さんもビハインド状態の中で、人を入れ替えながらリズムを変えようと必死にしがみついてきました。うちとしてはそこで受け身になったところが非常にまずかったなと思います。
自分たちの立ち位置、やるべきことを再確認しながら、しっかり修正してもっと良い戦いができるように準備していきたいと思います。
――終盤になってようやく群馬との初対戦ですね。かつて監督自身が指揮を執っていたチームと対戦しての印象は?
高橋: 群馬さんは今シーズン初のトップリーグ参戦。僕自身が携わった時からは人が多く入れ替わっています。一緒にやってきた選手はあまりスタートには出ていなかったですし、ゲームスタンスに関しても大きく変わったなという印象です。
SVで戦うために、移籍選手を補強しながら、キャリアのある選手を土台にしてこのリーグを戦い抜こうという意図を、自分の目からは感じました。
――今季は前半戦で苦しんだ印象ですが、ここにきて本来の力を発揮し始めていると思います。例えば長野選手も昨シーズン同様、後半に調子が上がってきている印象です。
高橋:スピーディーなバレーを展開して相手チームを苦しめることができていると思います。
昨シーズンのイメージもあるでしょうし、相手チームはうちのミドルに対して厳しくマークしてくることが予想されます。マークされること自体は悪いことではないので、その先の展開ですね。他の選手をどう活かすかというところです。今シーズンはそこにフォーカスして、成長を遂げなければいけないと思っています。
ファーストサイドアウトの場面で、パスした後のサイドアタッカーをどう活かすか。ミドルを印象づけさせて、ファーストサイドアウトのクオリティーを上げていけるか。長野選手はそのキーパーソンになると思います。

――第3セットを取られて苦しい状況になりました。第4セットでの2枚替えは大事な場面になりましたね。
高橋:今日のターニングポイントになったのは2枚替えでの鍋谷選手の存在だと思います。彼女が勝利をもたらしたというイメージを抱いています。
若手中心のチーム。苦しい展開になるとなかなか自分たちに自信が持てなくなる状況で、崩れかかったところを立て直してくれたのが鍋谷選手でした。仲間を鼓舞するだけではなくて、コート内での背中の見せ方というところが、年下の選手たちにとってすごく勉強になったでしょうし、支えにもなったと思います。
得点の決め方、ブロックに当てないで相手ディガーのスペースゾーンに8割の力で綺麗に決めていくシーンであったりとか、悪い状況でもトスにしっかりと飛びついていきながら、フェイントをブロックの裏に繰り出したり、相手を苦しめるプレーをしてくれました。トランジションの精度を上げていくプレーは自チームの良いお手本になっていたと感じました。

撮影 堀江丈
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