2025-04-10 07:00 追加
サントリー・大宅真樹「髙橋藍はここで持ってきて欲しいという目力が強い」 SV男子
サントリー会見 SV男子
SV男子
4月5日におおきにアリーナ舞洲(大阪府)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、大阪Bvsサントリーの試合後、サントリーの会見をお届けする。
■サントリーサンバーズ大阪
●小野寺太志選手(ミドルブロッカー)
レギュラーシーズンも終盤の中での大事な2戦でした。
厳しい展開でしたけど、最後勝ち切ることができたのはチームとしても良かったと思います。
またチャンピオンシップに向けていいはずみがつく試合だったと思います。
明日も試合があるので、そこにもう1回フォーカスして準備していきたいと思います。
とてもハードな試合が予想されると思うので、頭と体をしっかりと休めたいと思います。
●大宅真樹選手(セッター)
チャンピオンシップ前にハードな試合を勝ち切ることができたのは、自信につながると思います。
今連勝してる中で第5セットもダメかもしれないと思いそうになるところをしっかりチームの全員で気持ちを持ち直して戦いきれたところは良かったと思います。
個人としては、コンビのところで不安定なところも第1、2セット特にあったので、明日修正できるところは修正しながら戦いたいと思います。
●佐藤謙次選手(ミドルブロッカー)
残り4試合ということで今週の2試合も絶対に負けられないという中で相手がブルテオンさんというのは強いチームということもあり、本当凄い試合になったなと思います。
個人としては、求められていたパフォーマンスを全部発揮することはできなかったのかなと思っています。
今日太志さんが復帰して、いない間もミドルは3人、4人でやってた中で、苦しい時に交代しても(佐藤選手は第4セット途中で交代)高いパフォーマンスを出してくれる仲間がいることはありがたく思っています。
明日は誰が出るか分からないですけど、今日の反省とかもっとできる部分をしっかりと集め、もし出るとなったら最高のパフォーマンスができるようにしたいと思います。
●髙橋藍選手(アウトサイドヒッター)
今日試合は最後まで皆が集中力を保ってやれたことが勝ちに繋がりました。
点差があってもしっかりと自分たちから攻めて追いつくシチュエーションを作れました。
しっかり取るべき点数であったり、取れるチャンスを逃さなかったことが最後の第5セットを取り切るところにも繋がりました。
個人としては最初パフォーマンスを少し上げられたという部分もありました。
終盤に向かってしっかりと戻せました。
試合中に修正できた部分も良かったかなと思います。
――佐藤選手に。求められたパフォーマンスができなかったと言っていたが、数字上はアタック(4/7(57.1%)、サーブ(1得点、効果率9.1%)は悪くなかったがどのような点か?
佐藤:ムセルスキー(ドミトリー)選手が僕の隣でブロックを飛んでいることもあり、絞りやすい中でプレーさせてもらっているところで、ブロックの数字(1得点)を上げられたかなというところがあります。
また僕のポジションに交代で鬼木(錬)選手が入りましたが、鬼木選手か僕かとなった時にスパイクの決定で第4セット1発目を止められてしまったりで交代したとなると、どちらかと言ったら高さのある選手(佐藤選手:196cm、鬼木選手:204cm)の方がいいよねとなってしまいます。
自分の役割というか、サーブとかもそうですが、もっとできることがあったと思うのでそういうところかなと思います。
――小野寺選手に。かなりレベルの高い試合が復帰戦となったが試合感も含め、パフォーマンスの評価について。
小野寺:久々の試合だったので、おっしゃる通り試合感というものは少し薄れていた部分はありました。
外で見ている時も自分が入ったらこういうプレーで貢献できるな、こういうボールは自分が処理した方がいいななどバレーボールの展開を考えながら見ていました。
今日に関してはショートサーブの範囲を広げて取ってアウトサイド陣を助けようとしました。
クイックに関しては復帰してから大宅とそこまで時間かけて合わせてないですけど、いい場面で使ってくれたので決められたと思います。
点数で言うなら70点ぐらいです。
――2ヶ月半ぶりぐらいの公式戦だが離脱していた期間に感じたことは?
小野寺:これだけ試合から離れることがなかったので長く感じたのが本音です。
皆の試合を見て純粋に観戦を楽しんでいた部分もありました。
先程謙次が言った通り、僕が離脱している間に謙次、(柏田)樹、鬼木(錬)、樫村(大仁)と皆代わり代わりにチームを何度も救っているシーンを見て、負けてられないなという思いをもってリハビリ、トレーニングができました。
本当は今日こんなに出る予定ではなく、復帰してタフな試合するとは思ってなかったです。
いい結果がついてきて良かったなと思いますし、皆のおかげで今日勝てて良かったなと思います。
――第2セット交代後すぐに(西川馨太郎選手の)クイックを止めて、西田(有志)選手のスパイクをブロックの手を引いてアウトにしたシーンについて教えてください。
小野寺:真ん中は最初使うだろうと思ったので、ある程度頭に置きながら対応しました。
2本目の西田のスパイクは(ブロックが高い)ディマ(ムセルスキー)の横だったので僕の脇を抜いてくるか、ブロックアウト狙ってくるだろうと思ったので、相手の体勢を見てブロックアウトをやってきそうな体勢だったから、手を引いて入ってたら後ろに任せるような感じでやりました。
――髙橋選手に第5セット、最初サントリーがリードしてマッチポイントの展開から、20-20の場面で西田選手にサービスエースを取られたシーンでの気持ちについて。
髙橋:自分的にもあの状況であそこを打ってくるんだってぐらいのサーブだったので、チーム状況的にも押された部分がありました。
相手のホームゲームというところもあって、盛り上がりは凄かったので、一瞬やばいなという雰囲気はありました。
でももちろんまだ負けてはいなく、自分自身もチームの中ではエースですし、ディマもいたりAJ(デアルマスアライン)がいたりする中で厳しい状況はその3人に上がってくる部分です。
その託されたトス(セット)をしっかり決めきるというか、自分自身も最終セットにギアを上げてこれたので、最後まで諦めない気持ち、しっかりそこを取り切れれば、この先のチームメイトの信頼度も上がってきます。
ああいった場面で取れる、取れないかで勝敗が分かれてくるので、自分自身もすごくいい練習になってます。
ああいった状況でしっかりと経験として積んでいく部分で今日しっかりと良い結果を出せました。
相手のサーバーが良かったですが、いい集中を保ちながら自分たちを見失わずに戦えたところがポイントに繋がったのかなと思います。
――大宅選手に。コートチェンジの時にかなり選手いろんな選手の話を積極的にしているように見えたが、どのような声掛けをしていたか?
大宅:頑張ろうという風には多分声をかけたと思います。
今日チームの試合前の円陣の声出しを担当しましたが、その際に1人にならないようにしようと言いました。
こういう展開になるとは思っていたので1人1人が向き合わないようになる場面もリーグ戦の中でありました。
自分自身もそういうシチュエーションがありました。
今日はそういったときは責任を持って自分が率先して仲間を鼓舞するところはやっていこうと思いました。
――20-20の場面で髙橋(藍)選手が西田選手にサービスエースを取られた後に髙橋選手にセットを上げたことについて。
大宅:いろんな選手とやってきて、ここで取り返したいだろうとか、次にサーブに向かっていく選手だったり、そういった流れのスポーツだと思っています。
例えば相手のスパイクが顔面に当たってしまった選手に次にトスを上げてやり返して欲しいという気持ちも出てきたりします。
今日はそういう流れでパスが返ったからこそ、パイプ(バックセンターからのアタック)を使えたのもあります。
そういういろんな駆け引きの中で僕はトスを上げてます。
特に藍は「ここで持ってきて欲しいという目力が強い」ので、ラリー中にしっかり託せています。
今日もそこでしっかり決めてくれて逆転できたので良かったです。
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