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会見・コメント

2025-04-12 07:00 追加

東京GB・伊藤吏玖「レギュラーシーズンを通してクイックとサーブはチームにいい影響を与えられることが多かった」 SV男子

SV男子

●伊藤吏玖選手(ミドルブロッカー)

ホームゲームでできる最後の試合だったので、すごく気合が入っていました。
マチェイも本日から合流していて、引退セレモニーも控えている中で、今日はいい形で終わりたいという思いもありました。
チャンピオンシップに向けて弾みのつけられる試合になればいいなと思って臨みました。
●マチェイムザイ選手(オポジット)

今回は本当に特別な試合でした。
引退セレモニーに参加できたこと、最終戦でチームの一員としてコートに立てたことは本当に嬉しいです。
素晴らしいファンの皆さんの声の中でプレーできたことも本当に素晴らしいです。
ゲームの終盤で武藤さんがブロックをして星野さんが得点を決めました。
私の中では一生忘れられない思い出になると思います。

――伊藤選手に。初めてPOMに選出された感想は?
伊藤:自分自身これまで取る取らないにこだわってきたことはありません。
チームの中で自分の役割だったり、自分がやらなくちゃいけないことを安定して果たせるようにずっとやってきました。
その中でダメな時もいい時もありました。
こうして結果として自分の役割を全うできたんじゃないかなと感じられる部分があったので、それについては嬉しい気持ちがあります。
もう少しできたんじゃないかというところもあるので、これからチャンピオンシップで戦う中で1ついい自信になったと思います。

――ルーキーイヤーで44試合通してレギュラーで出場したがどのようなレギュラーシーズンとなったか。
伊藤:自分の中ではすごく肉体的な疲れもあります。
精神的に少し脆かった部分があり、自分のプレーの良し悪しに左右される、精神的に揺らいでしまう部分がありました。
そこはカスパー監督を始め、先輩方に色々アドバイスをいただいて、ミスを気にしないように、なるべくやっていました。
シーズン折り返しあたりで、プレーに不安定さが出てしまったのは、精神的な不安定から来るものが大きかったです。
そこについてはこれだけ長く多くの試合を経験できたからこそ、そのような学びがあったと思います。
自分の中では技術面もそうだが、精神的にもすごくいい経験ができたレギュラーシーズンだったと思います。

――シーズンを通してプレーをしていく中で新たに発見した自分の持ち味は?
伊藤:レギュラーシーズンを通して、やっぱりクイックとサーブはチームにいい影響を与えられることが多かったです。
そこに関しては自分の中でレギュラーシーズンを通して、自信がついた部分もあるし、もっとチームに貢献したい思いも強くなりました。

――今話題に上がっていないブロックについては?
伊藤:ブロックは外国籍の選手と戦ってシンプルに高さの部分がありました。
ブロックをする中で技術的なことは自分の中では足りない部分の方が多く感じます。
ブロックは課題だし、もっとこれから頑張っていかなきゃいけないと思います。

――ムザイ選手に。今日の出場を伝えられたのはいつか?
ムザイ:10試合制裁を受けてから2週間はチームと合流することはありませんでした。
私なりに考えどうしたらいいかチームと合流した後に、皆で話をした上で、制裁の後にチームの皆様に受け入れられた後に伝えられました。

――選手にはどのようなことを伝えたか?
ムザイ:チーム内のことであまり話せません。
私としては誤った行動をしたと思います。
人として自分の行動には必ず責任を取る、それがいい行動であったとしても悪い行動であったとしてもです。
私以外のチームメイトが苦しんでしまったことで心が痛くなりました。
話をした上で謝罪をした上で、皆さんにも許していただけるかという話をしました。実際どうかはチームメイトの皆さんに聞いていただければ分かると思います。
もう1点チームに誓ったこととしては絶対に2度とこういった行動はしないということです。
人としてもっと良くなれるように頑張ります。

――久しぶりの出場で勇気がいる状況だったと思うが試合前の心境と、入場時にファンの方から歓声を受け、久しぶりにコートに立って感じたことは?
ムザイ:この期間の中でストレスを感じていました。
我々のホームでコートに足を踏み入れた瞬間に皆様の歓声が聞こえ、そこに支えられた素晴らしい瞬間でした。
プレーできない間に皆さんのメッセージをいただいていたので、少なからず待ってくださるファンがいることは気づいていました。
実際にコートに立った時の声援は本当に素晴らしいもので、グレベアのファンの方々に温かく迎え入れられ、心温まる瞬間でした。

――チャンピオンシップに向けて一言。
伊藤:このメンバーでできる試合も限られてきました。
チャンピオンシップはプレーオフは3戦あってそこを落としてしまったら敗退してしまうので、1戦1戦全力で戦います。
このチームこのメンバーでできることを噛み締めながら勝てるように頑張ります。
ムザイ:シーズンは終わっていませんし、チームとして課題はたくさん残っています。
そのような課題を克服するのは簡単ではないと思います。
シーズン中、我々以外はグレベアがチャンピオンシップに行けないかもと思っていた方も多いと思います。
本当に素晴らしい選手が数多くいるし、持っているものを全て出し切る気持ちでチャンピオンシップに臨みたいと思います。
もう1点吏玖に関してですが、ブロックに関してすごい謙遜的な意見を話していましたが、彼はチームの中でも特に成長した選手の1人です。
我々のチームメイトは自分をもっと出してもいいところがあると思うが皆さん謙遜をします。
見てきた中でも彼はすごく成長したシーズンだったと思います。

写真:黒羽白

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