サントリーがフルセットの大激闘を制し、先勝　SV男子ファイナル

バレーボールSVリーグ男子は3日、有明アリーナ（東京都）でファイナル（決勝戦）GAME1を行い、サントリーサンバーズ大阪（以下、サントリー）とジェイテクトSTINGS愛知（以下、STINGS愛知）が対戦。11451人の観客が見守る中、熱戦を繰り広げた。

両チームのスターティングメンバーは、サントリーが小野寺太志、佐藤謙次、大宅真樹、アレクサンデル・シリフカ、髙橋藍、ドミトリー・ムセルスキー、リベロ・藤中颯志。STINGS愛知は、髙橋健太郎、関田誠大、村山豪、宮浦健人、リカルド・ルカレッリ、トリー・デファルコ、リベロ・小川智大。

第1セット、髙橋藍のスパイクなどで3－1とサントリーがリード。しかし、STINGS愛知も譲らず、ルカレッリのサービスエースや髙橋健太郎のクイックなどで4－4の同点に。その後もシーソーゲームが続く。STINGS愛知がデファルコのサービスエースやルカレッリ、宮浦のスパイクで10－8。宮浦のスパイクで12－9としたところでテクニカルタイムアウトを迎える。
セット後半もSTINGS愛知は宮浦、デファルコらが好調で、16－12の場面でサントリーはタイムアウト。その後、リリーフサーバーで髙橋塁を投入し、ムセルスキーが決めて14点目。対するSTINGS愛知もルカレッリのスパイク、髙橋健太郎のクイックも決まり、20－16。STINGS愛知のブロックで21点目が入ったところでサントリーはタイムアウトを使い果たす。終盤、サントリーがムセルスキーのスパイクとサービスエースで連続得点し、22－19。サントリーはリリーフサーバーにデアルマス・アラインを投入するも、STINGS愛知がセットポイント。最後はルカレッリが決めて、25－21でSTINGS愛知がセットを先取した。

第2セット、村山の活躍でSTINGS愛知がリードするも、サントリーが髙橋藍のバックアタックなどで4－4と同点に。しかし、デファルコのパイプ攻撃などでSTINGS愛知が8－5と再びリードする。サントリーはムセルスキーのブロックで1点差まで追い上げるが、その後デファルコのサービスエースも出て、12－9とSTINGS愛知のリードでテクニカルタイムアウトとなる。
セット後半、サントリーは佐藤のサービスエースとムセルスキーのブロックで12－12の同点に追いつく。デアルマスが13点目を決めて逆転するも、STINGS愛知も譲らず、ルカレッリのサービスエースで16－16と再び同点に。ここから再度逆転したSTINGS愛知は、先に20点に乗せ、20－18。デファルコがスパイクとサービスエースで連続得点し、22－19。髙橋藍のバックアタックで23－20とサントリーも追い上げるが、最後はルカレッリのスパイクが決まり、第1セットと同じく25－21でSTINGS愛知がセットを連取した。

第3セット、髙橋健太郎のブロック、ルカレッリのバックアタックなどでSTINGS愛知が3－1とリードを奪う。宮浦がラリーを制し、5－3。サントリーもアラインがラリーを制し、小野寺もクイックを決めるが、STINGS愛知のリードが続き、9－5としたところでサントリーがタイムアウト。髙橋健太郎のクイックで10－6、宮浦もライトから決めて11－7とする。サントリーはチャレンジが成功し、9点目を挙げるが、髙橋藍のサーブがアウトになり、STINGS愛知がリードのままテクニカルタイムアウトに。
その後、宮浦がラリーを制し、14－10、デファルコのブロックで15－11とする。サントリーはデアルマスのサーブブレイクで連続得点し、1点差に追い上げたところでSTINGS愛知がタイムアウト。サントリーはシリフカのスパイク、大宅のサービスエースで17－17と同点に追いつき、佐藤のブロックで20－19と逆転する。しかし、その後も拮抗した戦いが続き、デファルコのサーブがアウトになり、22－22となったところでSTINGS愛知はタイムアウトを使い果たす。シリフカが決めて、24－23とサントリーがセットポイントを握るが、互いに譲らず、デュースにもつれ込む。最後はSTINGS愛知のスパイクがアウトになり、サントリーが26－24でセットを取り返した。

第4セットも立ち上がりから接戦に。デファルコがサーブで攻め、7－4とSTINGS愛知リードの場面でサントリーがタイムアウト。サントリーはデアルマス、ムセルスキーらが奮闘するが、12－8とSTINGS愛知のリードでテクニカルタイムアウトを迎える。セット後半、宮浦のバックアタックで15－12。前衛でも決めて、連続得点する。対するサントリーもムセルスキーの強烈なアタックなどで応戦するが、宮浦の攻撃でSTINGS愛知が先に20点目に乗せ、その後も宮浦のバックアタックで23－19。ムセルスキーのサーブミスでSTINGS愛知がマッチポイントを握る。ここからサントリーが粘り、ムセルスキーが決めて、このセットもデュースに。サントリーのブロックタッチに対するチャレンジが成功し、26－26。その後も、デュースが続き、両者譲らぬ激闘となる。最後は再びサントリーのチャレンジが成功し、サントリーがこのセットを32－30で奪取し、試合はフルセットに。

第5セット、小野寺のブロックで4－2とサントリーがリード。小野寺はクイックも決めて、5－3とする。髙橋藍のバックアタックで6－3とサントリーが点差を離したところで、STINGS愛知はタイムアウトをとる。好調の小野寺がさらにクイックを決め、髙橋藍がブロックを止めて8－5とサントリーリードでコートチェンジ。セット後半、宮浦が決めて、1点差としたところでサントリーがタイムアウト。タイム明けは12－12まで一進一退の攻防となる。デファルコが決めて、STINGS愛知が逆転。遂に一度マッチポイントを握るが、このセットもデュースにもつれ込む。サントリーのチャレンジが成功して18－18。その後も互いに何度もマッチポイントを迎え、23－23。最後はサントリーが26－24で激闘を制し、先勝した。

次戦のGAME2は5日、LaLa arena TOKYO-BAY(千葉県）にて、16時10分から試合が行われる。

大同生命SV.LEAGUE MEN・3日の結果

ファイナル GAME1

@有明アリーナ
サントリーサンバーズ大阪 3 – 2 ジェイテクトSTINGS愛知
(21-25 21-25 26-24 32-30 26-24)